区分
県指定
分類
有形文化財
種別
書跡
指定年月日
昭和55年3月25日
所有者及び管理者
神宮寺
所在地
南あわじ市沼島2523
時代または年代
平安時代後期
備考
大きさ:本紙幅 各26センチメートル
内容
神宮寺
で
所蔵
されているこの
経巻
は、
藤原清衡
の
発願
で
書写
された
金銀字交書
の
一切経
5,300
巻余
の
内
の2
巻
と
考
えられます。
大治
元年
(1126)
中尊寺建立供養
に
際
して
奉納
されたと
言
われ、
一般
には
中尊寺経
の
名
で
知
られています。ほとんどの
経巻
は
安土桃山時代
に
高野山
に
移
されましたが
一部
には
世間
に
伝
えられているものもあります。
銀泥
の
界線
が
引
かれた
紺紙
には、
経文
が
一行
おきに
金字
と
銀字
で
書
かれています。
表紙
には
綺麗
な
唐草風
の
模様
、
見返
しには
釈迦説法図
を
描
きその
様式
、
筆法
は
平安時代後期
の
特徴
をよく
表
しており、
貴族階級
の
信仰
と
美意識
の
結
びつきの
深
さが
感
じられます。