区分
県指定
分類
有形文化財
種別
絵画
指定年月日
昭和49年3月22日
所有者及び管理者
成相寺
所在地
南あわじ市八木馬回394
時代または年代
室町時代後期
内容
画面
の
左下
に
南大門
、その
前
に
石盤
と
五輪塔形
の
町石
を
表
しています。
中央左
に
本堂
、その
上方
に
弘法大師
を
祀
る
御影堂
、さらに
上部
には
鎮守社
を
描
き、
右側
は
下
から
中門
、
中央
に
多宝塔
(注1)、その
上部
には
宝形造
(注2)を
中心
とした
奥
の
院
を
描
いています。この
伽藍図
に
見
られる
建物
の
配置
は
高野山参詣曼荼羅
とよく
似
ています。
画面最上部
に
日輪月輪
が
描
かれ、
縦
に
三条
の
折
りたたんだ
跡
が
見
られることから
寺院礼拝
を
勧
めるための
参詣曼荼羅
であると
思
われます。
画風
から
室町時代後期
に
製作
されたと
考
えられ、
当時
の
成相寺
の
伽藍規模
を
知
ることの
出来
る
貴重
な
資料
といわれています。
注1
多宝塔
…
宝形造
りの
屋根
を
二層
にした
仏像
。
注2
宝形造
…
屋根
の
一形式
で、
隅棟
が
中央
の
一点
に
集
まり、
水平
の
棟
を
作
らないもの。