区分
県指定
分類
有形文化財
種別
建造物
指定年月日
令和49年3月22日
所有者及び管理者
賀集八幡神社
所在地
南あわじ市賀集八幡734
時代または年代
江戸時代初期【寛永8年(1631)】
備考
寛永8年(1631)本殿再建棟札
内容
賀集八幡神社
の
本殿
は、
現存
する
棟札
から
寛永
8
年
(1631)に
徳島藩主
蜂須賀氏
によって
建
てられたことがわかっています。
建築様式
は
和様
を
基調
として、それに
唐様
を
混様
にした
建物
ですが
全体
としての
調和
をよく
保
っています。
蟇股
(注1)や
脇障子欄間
の
彫刻
、
向拝
(注2)の
手挟
み(注3)
等
細部
の
手法
にも
江戸時代初期
の
特徴
がよく
表
れています。
拝殿
は
本殿
に
続
いて
造営
された
一連
の
建築
と
見
られています。
内部
を
柱列
で
三分
し、
中央間
を
除
き
四周
を
腰羽目板張
り(注4)とした
構成
は
広峰神社
(
姫路市
広嶺山
)
拝殿
に
通
ずるものがあります。
注1
蟇股
…
社寺建築
で
荷重
を
支
えるための
部材
。
注2
向拝
…
御拝
ともいう。
社寺
の
堂
や
社殿
の
正面階段上
にふきおろしの
屋根
、ひさしをつけたところ。ここで
参詣者
が
礼拝
する。
注3
手挟
み…
向拝柱
の
斗栱
(
主
に
柱上
にあって
深
い
軒
を
支
える
部材
)と
垂木
との
間
に
取
り
付
けられた
板
。
注4
腰羽目板張
り…
壁
の
腰
の
部分
に
板
を
平
らに
張
ったもの。 1m
程度
の
高
さのものが
多
い。