区分
県指定
分類
有形文化財
種別
建造物
指定年月日
昭和46年4月1日
所有者及び管理者
神宮寺
所在地
南あわじ市沼島2523
時代または年代
鎌倉時代前期
備考
大きさ:高さ137センチメートル
内容
沼島
の
神宮寺
の
墓地内
に、
同
じ
高
さの
五輪塔
が2
基
並
んで
建
てられていますが、
指定物件
は
向
かって
右側
の1
基
です。
全体的
に
経年
による
風化
が
見
られますが、
全体
としてよく
保存
されています。
一番下
の
地輪
は
底辺
がやや
長
めの
台形状
となっており、
笠
の
部分
の
火輪
の
軒
は
真反
り(注1)で
軒口
(注2)が
細
いことなど
年代
の
古
さが
表
れています。また、
各輪
の
各面
には
種子
(注3)が
深
く
刻
まれており、その
刻法
も
古
いものです。
地元
では
梶原景時
の
墓
と
伝
えられており、この
塔
が
建
てられた
年代
も
様式手法上
もほぼその
伝承
に
近
い
鎌倉時代前期
のものと
見
られています。
淡路島内
の
石造遺品
の
古
い
例
として
貴重
なものです。
注1
真反
り…
軒反
りの
一形式
。
軒
が
水平直線
でなく、
端
にいくにしたがって
次第
に
反
り
上
がっているもの。
注2
軒口
…
軒
のはし。
注3
種子
…
密教
で
仏
・
菩薩
を
標示
する
梵字
。