区分
県指定
分類
有形文化財
種別
建造物
指定年月日
昭和42年3月31日
所有者及び管理者
日光寺
所在地
南あわじ市松帆櫟田196
時代または年代
石造五輪塔:鎌倉時代【元亨2年(1322)】 石造宝篋印塔:南北朝時代【応安7年(1374)】
備考
石造五輪塔:元亨2年(1322)刻銘
石造宝篋印塔:応安7年(1374)刻銘
内容
日光寺
の
墓地
に、5
基
の
古
い
大
きな
供養塔
があり、その
中央
にあるのが
五輪塔
です。この
塔
は
下
から
四角
・
円
・
三角
・
半円
・
宝珠形
の
五輪
を
積
み
上
げ、
仏教
でいう
五大
(
地
・
水
・
火
・
風
・
空
)をかたどった
塔
で
密教
(注)ではこの
五大
を
事物
の
不変
の
本性
ととらえて
五輪
と
称
しており、
宇宙
の
根元
を
象徴
する
供養塔
です。
地輪
に「
元亨
二年
」の
刻銘
があり、
鎌倉時代
の
代表的
な
五輪塔
の
一
つ
です。
五輪塔
の
両側
に、2
基
ずつ
建
てられているのが
宝篋印塔
です。この
塔
はもともと「
宝篋印陀羅尼経
」というお
経
を
収
めるために
建
てられましたが、
後
に
墓碑塔
・
追善塔
に
変
わっていきました。
これら4
基
の
塔
の
中
に、「
應安
七年
」の
刻銘
があり、
南北朝時代
に
建
てられた
石塔
としては
保存
は
良
く、
形態
も
整
っています。
注
密教
…
仏
(
大日如来
)と
業者
が
一体
となる
行
(
三密行
)を
通
じて
仏
と
人間
が
本質的
に
異
ならないことを
知
るための
教
え。