ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地トップページ > 南あわじ市歴史文化遺産 > 所在地でさがす > 福良 > 八幡神社本殿(はちまんじんじゃほんでん)

本文

八幡神社本殿(はちまんじんじゃほんでん)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
八幡神社本殿(指定は建物奥部分のみ)
蟇股
粽

区分

県指定

分類

有形文化財

種別

建造物

指定年月日

昭和35年5月12日

所有者及び管理者

福良八幡神社

所在地

南あわじ市福良甲1331

時代または年代

安土桃山時代【天正3年(1575)】

備考

慶長5年(1600)棟札

内容

  福良八幡神社ふくらはちまんじんじゃ本殿ほんでん三間社流造さんげんしゃながれづくり (注1)で、 現存げんぞん する 棟札むなふだ から 天正てんしょう 3 ねん (1575)に 建築けんちく されたことがわかっており、 のち寛永年間かんえいねんかん (1624~1644) 以後いご 、たびたび 修理しゅうり されています。しかし、 修理しゅうり向拝こうはい (注2)、 扉回とびらまわ り、 椽回たるきまわ り(注3)、 屋根やね などに かぎ られており、 ほか当初とうしょ様式ようしきのこ しています。 とく蟇股かえるまた (注4)は かたち立派ちっぱ脚間きゃくま (注5)の 絵様えよう時代じだい特色とくしょく をよく あらわ しています。また、 はしら上部じょうぶちまき (注6)があるのも めずら しく、 内部ないぶ極彩色ごくさいしき をほどこしていた あと もうかがえ、 安土桃山時代あづちももやまじだい特色とくしょく をもつ 建物たてもの として 注目ちゅうもく されています。

 

注1  三間社流造さんげんしゃながれづくり神社建築じんじゃけんちく様式ようしきもっと一般的いっぱんてき とされる「 流造ながれづくり 」のうち、 正面しょうめんはしら が4 ほん間口まぐち が3 けん (5.4cm)あるもの。
注2  向拝こうはい御拝ごはい ともいう。 社寺しゃじどう社殿しゃでん正面階段上しょうめんかいだんうえ にふきおろしの 屋根やね 、ひさしをつけたところ。ここで 参詣者さんけいしゃ礼拝れいはい する。
注3  たるき屋根板やねいたささ えるために 棟木むなぎ から 軒桁のきげたわたながざい
注4  蟇股かえるまた社寺建築しゃじけんちく荷重かじゅうささ えるための 部材ぶざい
注5  脚間きゃくま支柱しちゅう から 支柱しちゅうあいだ
注6  ちまきはしら上下端じょうげはしほそ まり まる められたもの。また、その 部分ぶぶん鎌倉時代かまくらじだい禅宗建築ぜんしゅうけんちく とともに入り、 寺院建築じいんけんちくもち いられた。

<外部リンク>