区分
市指定
分類
有形文化財
種別
建造物
指定年月日
令和3年(2021年)2月19日
所有者及び管理者
金剛寺
所在地
南あわじ市八木大久保265
時代または年代
江戸時代
備考
大きさ:全長は約3.9m、幅は、2.4~2.5m
材質:石
内容
この反橋は、金剛寺の境内にあり、地元産の砂岩を檀家が石取り、石組み(注1)の補助をし、鳥井の石工亀吉により完成した橋です。
控柱(注2)には「嘉永二酉歳」(1849)、「六月吉良日」と彫られており、両側の高欄にはこの橋の建造にかかわった寄進者の名前が地区別に寄進した金額とともに刻銘されています。
反橋は経年劣化が進み、一部近年の修繕があるものの、淡路島内では建造年や寄進者、寄進額が確認できる石橋はこの一基だけです。檀那寺の格を上げるために水路の流れを変え、反橋を完成させたという檀信徒の熱心な信仰の様子を現代に伝える貴重な建造物です。
注1 石取り・石組み…石材の採掘や石を組み上げていくこと
注2 控柱…壁・塀や柱などが傾いたり倒れたりするのを防ぐために、添えて立てる支柱のこと