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五獣六鈴鏡(ごじゅうろくれいきょう)

更新日:2024年1月19日更新印刷ページ表示
六鈴鏡裏
六鈴鏡表

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

考古資料

指定年月日

令和5年(2023年)2月20日

所有者及び管理者

南あわじ市

所在地

南あわじ市松帆西路1137-1

時代または年代

古墳時代

備考

大きさ:直径13.9センチ(鈴含む)
材質:青銅

内容

佐礼尾(されお)古墳(こふん)(注1)より出土(しゅつど)した青銅製(せいどうせい)(かがみ)です。
鏡面(きょうめん)直径(ちょっけい)は11.2センチで、周辺(しゅうへん)には1(れい)(うしな)われていますが5(れい)(のこ)ります(注2)。
外周(がいしゅう)には文様(もんよう)()く、2(じゅう)外向(そとむ)きの鋸歯文(きょしもん)、1(ぽん)波状線(はじょうせん)内側(うちがわ)に5(とう)神獣(しんじゅう)(注3)がいます。
(すず)(なか)には(いし)(はい)っているようで、()ると(ちい)さな(おと)()ります。


注1 佐礼尾(されお)古墳(こふん)(みなみ)あわじ()志知(しち)所在(しょざい)する古墳(こふん)で、三原平野(みはらへいや)西部(せいぶ)丘陵(きゅうりょう)先端部(せんたんぶ)立地(りっち)する。墳丘(ふんきゅう)(のこ)っておらず、箱型(はこがた)()まれた石室(せきしつ)露出(ろしゅつ)している。石室(せきしつ)(なが)さ2.2メートル、(はば)0.7メートルの小竪穴式石室(しょうたてあなしきせきしつ)で、発掘調査(はっくつちょうさ)はされていないが六鈴鏡(ろくれいきょう)(ほか)に、鉄鏃(てつぞく)鉄刀(てっとう)出土(しゅつど)
注2 鈴鏡(れいきょう)鏡面(きょうめん)(まわ)りに(すず)がついた(かがみ)で、古墳時代(こふんじだい)後期(こうき)(つく)られた日本(にほん)独自(どくじ)銅鏡(どうきょう)(すず)(かず)は4(れい)から10(れい)まであるが9(れい)はなく、5(れい)と6(れい)(おお)い。三重県(みえけん)滋賀県(しがけん)より(ひがし)東日本(ひがしにほん)分布(ぶんぷ)し、群馬県(ぐんまけん)からの出土(しゅつど)(おお)い。群馬県(ぐんまけん)大泉町(おおいずみまち)古海(こかい)出土(しゅつど)巫女(みこ)埴輪像(はにわぞう)は、(こし)五鈴鏡(ごれいきょう)()けており、鈴鏡(れいきょう)祭祀(さいし)道具(どうぐ)として(もち)いられたと(かんが)えられる。
注3 神獣(しんじゅう)想像上(そうぞうじょう)(けもの)で、神秘的(しんぴてき)(とうと)さを(そな)えている。
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