区分
市指定
分類
有形文化財
種別
考古資料
指定年月日
令和4年(2022年)2月28日
所有者及び管理者
兵庫県立淡路三原高等学校
所在地
南あわじ市市円行寺345-1
時代または年代
古墳時代
備考
大きさ:(身)高さ36センチ、幅35センチ、長さ91センチ
材質:青銅
内容
昭和26年(1951)に、徳野塚村(現南あわじ市八木野原)で畑を水田に変える開墾中に発見されました。直径約3mの円形に置かれた石列の中から出土したといわれ、古墳があったと思われます。
この陶棺(注1)は、「須恵質四注式家形陶棺」に分類されます。蓋は壊れていますが、身はきれいに残っており、脚は5個2列あります。蓋・身ともに文様はありません。陶棺は淡路三原高等学校に保管されています。
注1 陶棺…古墳時代後期(6世紀中頃から7世紀頃)に盛んに作られた焼き物の棺で、おもに岡山県周辺から出土する。大きく亀甲形と家形の2種類に分類され、家形は屋根の形から切妻式と四注式にわけられる。どれも底部には、中が空洞の円筒形の脚が取り付けられている。