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ふれあい市長室(220)

印刷用ページを表示する更新日:2024年3月1日更新 <外部リンク>

空き家は負動産?富動産?

令和6年(2024年)3月 南あわじ市長 守本 憲弘

 「南あわじ市に住み続けたい」「新しく住まいを構えたい」魅力あるまちづくり、選ばれるまちづくりを進める中で、こういった嬉しい声を聞く機会も増えてきました。一方で、移り住む住居として空き家を利活用したいのに、適当な空き家が見つからないと市役所に相談に来られる方も増えています。
 増加傾向にある「空き家」は全国的に深刻な問題となっており、本市も例外ではありません。空き家を放置すれば倒壊の危険や、不法侵入など安全・安心の面でも悪影響があります。適切な管理は所有者の大切な責任の1つです。
 本市では、空き家の流通を促すため、平成28年度より空き家の所有者と利活用を希望される方をつなぐ「空き家バンク」に取り組んでいます。近年、登録物件数や成約数は増加していますが、増加する移住希望などに伴う空き家へのニーズに対応できておらず、利活用可能な空き家の掘り起こしは喫緊の課題です。空き家の情報は地域の皆さまが一番よくご存じです。本市では、地域等から所有者に対して空き家バンクの登録をお勧めいただき、登録につながった場合には掘り起こし補助金として1件につき5万円を交付する制度を今年度から開始しました。また、適正に管理された物件の空き家バンクへの登録に対し補助を行うなど、空き家の円滑な利活用を進めています(空き家確保支援事業)。さらに、空き家を購入(賃貸)し、住まいとして活用する方には、改修費用や登記費用の一部を補助する「定住促進空き家活用支援事業」、起業のために空き家を活用する方には、取得費用や起業に係る経費を補助する「起業等及び空き家等活用支援事業」により、費用の一部を支援しています。それぞれ要件がございますので、まずは担当課にご相談ください。
 空き家の有効活用による移住や起業によって人のにぎわいが生まれることは、地域の新しい魅力につながります。不動産を「負動産」にせず、無限の可能性を秘めた「富動産」にするように共に考えていきましょう。空き家バンク登録物件は南あわじ市移住支援サイト「住みニコ」でご確認いただけますので、ぜひサイトを訪れてみてください。また、お知り合いの方で本市に移住・定住を考えている方がいらっしゃれば、本市の魅力と共にお伝えいただきたいと思います。
 空き家所有者の皆さまには、引き続き適正な管理をお願いするとともに、空き家バンクや各種補助事業などを活用して利用価値を高めるなど、空き家の5年後・10年後の未来について考えていただければ幸いです。

南あわじ市移住支援サイト「住みニコ」<外部リンク>