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ふれあい市長室(214)

印刷用ページを表示する更新日:2023年9月1日更新 <外部リンク>

学生派遣団 セライナ市へ ~南あわじ市学生海外派遣事業~

令和5年(2023年)9月 南あわじ市長 守本 憲弘

 7月24日から30日まで、国際姉妹都市であるアメリカ合衆国オハイオ州セライナ市への学生派遣団に同行してまいりました。この事業は、未来を担う中高生が、海外でのホームステイを通じて異なる生活習慣や文化を肌で感じ、国際感覚ある人材として育つ機会とすることを目的としています。
 まず、経由地のニューヨークで初めて見るブロードウェイの華やかさに歓声を上げた学生達は、26日夕方に国内線でデイトン空港に到着。その日の夕刻、グランドレイクの湖畔に集合したホストファミリーによるウェルカムセレモニーが盛大に開催されました。学生たちは、初対面のホストファミリーに若干緊張した面持ちを見せたものの、これから始まるホームステイに皆、心を躍らせていました。中には、南淡町時の派遣団との交流の写真を持ってきて思い出を語ってくれた方もおり、この友好親善が積み重ねてきた歴史の重みと、人々の心の深いつながりをひしひしと感じました。
 次の日の午前は工場見学。セライナ市には、オハイオ州にある自動車会社HONDAの主要工場にエンジン部品等を供給する工場(CAPT)が立地しています。日本人の幹部もおられ、毎回、派遣団の見学を受け入れていただいています。派遣団合同の昼食、買い物の後、みんなでボーリング場へ。マイボールの持ちこみ、普通の靴でも大丈夫で、身近な遊戯という印象でした。一投するごとに上がる歓声とともに、大いに盛り上がりました。
 夕刻、セライナ市役所で歓迎のセレモニー。ロビーには、だんじりや淡路人形の模型など当方からの贈り物がたくさん展示されており、ヘイゼル市長からは市の紋章が入った帽子と交流記念パネルをいただきました。私どもからは淡路人形座の法被と、マジョリカタイルをプレゼント。市長は法被を羽織っていただくなど、とても喜んでくれました。
 セレモニーでは、本市の学生たちが「一期一会 A once in a lifetime encounter」と大書する書道パフォーマンスを堂々と披露すると、セライナの学生達が字の周囲にカラーペンでメッセージやイラストを描き、今回の訪問の友好の象徴ともいえる共同の大作が出来上がりました。
 次の日、私は湖畔に建設中の別荘地の建築現場を視察する機会をいただきました。マジョリカタイルや瓦も使ってみたいとの提案に、その意向を企業に伝え連絡すると応えました。
 午後、郊外のホストファミリーのログハウスで、コースターづくりのあと、レイクフェスティバルの会場へ。珍しい水陸両用車で湖に突入し、夕方には打ちあがる花火を湖畔から鑑賞するなど、学生たちと共に楽しい時間を過ごすことができました。盛りだくさんの活動で歓迎してくれたセライナの皆さまに心より感謝申し上げます。
 学生たちにとってこの経験が、未来に向かってはばたく希望の一歩となることを期待しています。