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ふれあい市長室(216)

印刷用ページを表示する更新日:2023年11月1日更新 <外部リンク>

私たちの防災を考えよう

令和5年(2023年)11月 南あわじ市長 守本 憲弘

 10月15日、「うずまる」の愛称でおなじみの福良港津波防災ステーションで、うずまるフェスタが開催されました。平成22年9月に開館してから毎年防災啓発および地域の活性化を図ることを目的として開催されてきましたが、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となりました。秋風が心地良い晴天の下、和太鼓の演奏や、日頃から福良小学校との合同避難訓練を行う保育園児のステージがにぎやかで目を引きました。また、自治会の方々と共に避難経路を確認しながら昨年整備した避難場所まで実際に歩いたほか、消火器やAEDの操作体験ブースも設置されました。他にも、備蓄食料として取り入れられている地元福良のそうめんの振る舞いなど、観光客の皆さまとも交流しながら福良地区で取り組んでいただいている津波防災まちづくりへの関心も深められました。観光と防災の取り組みの相乗効果がまちの魅力向上につながることが大いに期待されます。
 さらに、11月19日には賀集小学校をメイン会場として南あわじ市防災訓練を予定しています。今年の訓練テーマは「災害時応援協定団体との連携」です。協定の実効性を確認するとともに協定締結先と実践的な訓練を行うことで、南あわじ市の受援体制を再確認する意味を込めて、消火用水運搬や物資搬送、道路啓開、資機材の提供などの訓練を実施します。今回ご協力いただく15団体を含む、協定等を締結いただいております69団体の皆さまに心から感謝申し上げます。また、例年通りメイン会場だけでなく市内各地で、自治会主催による防災訓練や各家庭でのシェイクアウト訓練に取り組んでいただくこととしています。ぜひ皆さんの取り組みやすい方法で参加いただき、発災時に自分が何をすべきか、何ができるかを今一度考えていただく機会となればと思います。
 近年、全国では毎年のように大きな災害が発生しています。いざという時に適切に行動するためには、事前の備えや繰り返して訓練を実施することが重要であることは言うまでもありません。今年の防災訓練も多くの皆さまに参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 例年に比べても長かった残暑を経て、ようやく秋の気配を感じる季節となりました。コロナ禍が明けたこともあり、自粛していた海外との視察・交流も再開しています。私は市内観光関係者とスペイン・サンセバスチャンを視察してきました。豊富な海・山の食材を活用し世界一の美食の街となった過程は、海と山に囲まれ、似た環境にある本市にとっても手本になると考えています。まちづくりへの取り組みとその影響を視察・勉強し、南あわじ市の食を通じた観光振興に生かしたいと思います。詳しくは、あらためて報告させていただきます。