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ふれあい市長室(96)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>


更なる防災意識の向上を


平成25年10月 南あわじ市長 中 田 勝 久


 8月に奈良県橿原市で行われた関西吹奏楽コンクールの35人以下の小編成部門で三原中学校の吹奏楽部が初めて金賞に輝きました。生徒の皆さんが夏休み返上で地道な努力を重ねたことは勿論ですが、先生のご指導、保護者の皆さんや卒業生の方々などのバックアップがあればこその結果だと思います。関西に南あわじ市をおおいにPRしていただいたと感謝しています。
 さて、先月9月1日は防災の日でありました。「防災の日」は、1960年(昭和35年)に制定され、9月1日の日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災に由来したものであります。また、例年8月31日~9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められています。南あわじ市でも、8月下旬から11月にかけて様々な防災イベントが計画されており、淡路人形座では「稲むらの火」の人形劇が上演されました。突然の大地震の後、津波の襲来を予想した庄屋が「米は何とでもなるが、命は一度無くしたらおしまいだ」と刈取ったばかりの稲束(稲むら)に火をつけ、村人を高台に集めて命を救うというお話です。「まず逃げる、更に高い所へ!」人形劇のような親しみ易い方法で子どもたちにも防災意識を持ってもらうことは非常に大切です。
 本年度の南あわじ市総合防災訓練は、11月17日(日)に辰美小学校をメイン会場に行う予定です。今回は、陸上自衛隊姫路駐屯地第3高射特科大隊のご協力もいただき、更に充実した訓練になると期待しております。また、各自治会では、公会堂での避難訓練や自主防災組織としての活動など、様々な工夫をこらした防災訓練を予定していただいており、消防団や各種団体の方々も辰美小学校会場を中心に色々な行動をしていただく予定です。毎回の訓練で、自治会長さんや自主防災会長さんが、市民の誘導や避難状況の把握に努めていただいている姿を拝見いたしますと非常に心強く感じます。
 「自分の命は自分で守る。家族の命は家族で守る。地域の命は地域で守る。」行政、消防の活動には限界があります。市民の皆さんにおかれましては、一人ひとりが台風、高潮、津波、地震などの災害について認識を深め、これに対処するため平常時からの備えをお願いいたします。


淡路人形座で上演された人形劇「稲むらの火」の写真です
▲淡路人形座で上演された人形劇「稲むらの火」