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ふれあい市長室(76)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

 

未来への挑戦 地域創成への戦略づくり

 

平成24年1月 南あわじ市長 中 田 勝 久

 

  新年あけましておめでとうございます。希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申しあげます。日頃は、市政運営に対しまして深いご理解とご協力を賜り、衷心より厚くお礼申し上げます。
 昨年は、東日本大震災や風水害の被害の大きさに驚き、涙する光景を目の当たりにして、自然災害の惨さを改めて思い知らされた年でありました。
 東南海・南海地震や台風などの大災害に備えなければなりません。逃げる、助け合う、準備することが重要ですので、是非とも家族、隣人、地域が繋がり強い絆で結ばれたまちづくりにご尽力いただきますようお願いいたします。
 懸案であります低地対策の解決に向けた取り組みとしての『三原川水系河川整備計画』を着実に進めております。内水対策の入貫川排水機場改築工事は平成25年度の完成を目指し、また河川の流下能力を向上させる外水対策では大日川の改修事業にも県とともに取り組み、早期工事着手に向けて臨んでおります。
 合併直後からケーブルテレビ整備、小中学校耐震化100パーセント、ほ場整備、防災対策、少子対策、高齢者への施策、産業振興策等を進めてまいりました。
 大型事業を展開する一方、行財政改革にも積極的に取り組み、合併時における一般会計451億円もの地方債残高を74億円減らし、平成23年度末には377億円となり、実質公債費比率も20.6パーセントから16パーセント台に減少する見込みです。
 大学学部設置につきまして、各方面の方々や市内20の主要団体で構成する大学誘致推進協議会委員の皆様からのご意見を賜り、積極的に英断させていただきました。井戸知事に力を入れていただいております「あわじ環境未来島構想」も、「農と食の持続」「暮らしの持続」「エネルギーの持続」を目標に本格的に始動します。
 主要産業は、高齢化、後継者不足、離農、特産品の価格低迷、所得の減退などと合わせて、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に見られる国際化の波など、様々な課題はありますが、大産地南あわじの農漁業の減退を食い止め、地域創成のため真剣に取り組んでまいります。
 自らの未来は自らの力で創り出す。批判評論ばかりするのではなく自ら考え自ら行動することこそが激動の時代に生き抜く術であると考えています。
 今年は、優秀な先生方の知財・ネットワークをお借りし、市民の皆様のお力を結集しながら、「未来への挑戦」として地域創成への戦略づくりを志操堅固に取り組んでまいります。


※志操堅固…志をかたく守って変えないこと


 初日の出のイラスト