ふれあい市長室(133)

日ごろの訓練が実を結ぶ!!

平成28年11月　南あわじ市長　中　田　勝　久

   　
　９月27日、これからの淡路地域のあり方を考える「淡路地域づくり懇話会」が開催されました。原口市議会議長と私が出席し、兵庫県の平成29年度予算への要望などについて井戸知事や県幹部職員の方々と懇談してまいりました。私からは兵庫県が策定した津波防災インフラ整備計画で重点地区に指定された福良港の湾口防波堤や阿万港・沼島漁港の防潮堤等の早期完成、また低地対策として老朽化した排水機場の更新や河川改修等の推進についてお話をさせていただきました。市民の皆さんの安全安心のためにも、これからも事業の早期完成を県・国に要望してまいります。
　９月22日、福良港周辺で南海トラフ地震に伴う津波への備えについて学ぶ「福良うずまるフェスタ」が開催されました。県内で最大の津波が予想される福良地区では、さまざまな想定で避難訓練等を実施していただいております。参加者、関係者の皆さんに敬意を表するとともに、今後も災害に備えた訓練を続けていただければと思います。
　今月13日には南あわじ市総合防災訓練を実施します。今年の訓練は、島内３市をメイン会場とする兵庫県の南海トラフ地震津波一斉避難訓練と合同で実施します。総合防災訓練の会場となる福良地区では避難所体験や炊き出し訓練等が行われるほか、各自治会においても実情に応じた訓練を計画していますので、ぜひご参加ください。「自分の命は自分で守る。家族の命は家族で守る。地域の命は地域で守る」。個人や家族、そして地域で防災意識を高く持っていただき、もしもの場合に備えていただきますよう再度お願い申し上げます。
　さて、地震や台風による災害に最もご尽力いただきますのが消防団の方々です。団員の方々は、仕事を持ちながら市民の生命と財産を守るために、日頃より活動・訓練を重ねていただいております。10月14日に南長野運動公園で開催された第25回全国消防操法大会ポンプ車の部では、神代第一分団が見事準優勝に輝かれました。夜間や休日に訓練を重ねてこられた賜物だと思います。選手の皆さん、ご家族、また団員・幹部の皆さんに心より感謝とお喜びを申し上げます。
　秋から冬へと季節が移り変わってまいります。市民の皆さんには体調管理にご留意いただきますとともに、より一層、市の施策へのご理解・ご協力をお願い致します。