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2017年4月14日更新
<外部リンク>

松帆銅鐸は衝撃をもたらしました。
松帆銅鐸の持ち味と謎。脚光を浴びる理由。

わが国最古の歴史書『古事記』の冒頭を飾る「国生み神話」。
この壮大な天地創造の神話の中で最初に誕生する“特別な島”が淡路島である。
文化庁日本遺産ポータルサイトより<外部リンク>

その淡路島の南あわじ市で2015年4月、とある工場の砂置場で見つかった、
今から約2000年以上前の大昔に作られた『松帆銅鐸』。
大発見がいくつもあり、「国宝級の資料」と注目されています。
ここでは松帆銅鐸は「何が大発見なのか?何がすごいのか?」を紹介します!

南あわじ市の位置

南あわじ市は、
兵庫県最南端に位置する市

一番古い形

発見された7個の銅鐸のうち1個は、全国でも11例しかない、最古段階の菱環鈕式(りょうかんちゅうしき)という形の銅鐸だった。
他の6個は次に古い外縁付鈕式(がいえんつきちゅうしき)という形の銅鐸だった。

(ぜつ)と一緒

銅鐸と舌が一緒に発見されたのは、とても珍しいことである。
7個の銅鐸のうち、6個の中に、吊り下げて鳴らすための青銅製の棒(舌)が入っていて、合計7本の舌があった。

入れ子

松帆銅鐸は舌を吊り下げたまま、大きい銅鐸に小さい銅鐸を入れた入れ子にして埋められていた。
7個のうち6個が入れ子だった。なぜ入れ子だったのかはわかっていない。

ひもの跡

ひもが確認できたのは全国初!
銅鐸の吊り手や4本の舌に、吊り下げるためのひも(組ひも・よりひも)やひもの跡が残っていた。殺菌作用のある銅イオンのおかげで、ひもは腐らずに残っていたと考えられる。

鳴らす銅鐸

松帆銅鐸の舌とひもの発見により、古い時期の銅鐸は、音を聞く銅鐸であることがわかった。
何度も音を鳴らしたためか、舌の側面と銅鐸のすその内側にとてもすり減っている部分があった。

神聖な場所!?

松帆銅鐸が見つかった南あわじ市の「松帆」という場所は、過去にたくさんの銅鐸や銅剣が発見されている。
海岸に近いこの地域は、青銅器を埋める神聖な場所だったのか!?

兄弟銅鐸

松帆銅鐸の中には石製の同じ型(鋳型 いがた)で作られた“兄弟銅鐸”(同笵銅鐸 どうはんどうたく)があることがわかった。
松帆2・4号銅鐸と慶野中の御堂銅鐸、松帆3号銅鐸と加茂岩倉27号銅鐸(島根県)<外部リンク>、松帆5号銅鐸と荒神谷6号銅鐸(島根県)<外部リンク>が兄弟である。同じ鋳型を何度も使ううちに、模様が欠けたりして鋳型に傷ができる。銅鐸の大きさや模様はもちろん、傷が同じかどうかで兄弟かを判断する。