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淡路人形浄瑠璃資料館

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年4月27日更新

資料館展示室

 淡路人形浄瑠璃は、江戸時代には徳島藩主の蜂須賀(はちすか)氏の保護もあって大いに繁栄し、18世紀前半の享保・元文(きょうほう・げんぶん)のころには淡路島に40 以上の人形座がありました。
 しかしその後、しだいに減少し、現在、活動しているのは “淡路人形座” ただ1座になってしまいました。
 当資料館は、昭和40年代半ばで活動を停止していた、淡路人形浄瑠璃の名門“市村六之丞座”の人形・道具等一式をゆずり受け、平成2年に淡路人形発祥の地(江戸時代の三條村)に開館しました。

お軽三番叟
かしら、太公望(奥)
(左)お軽/(上)三番叟=さんばそう/(下)かしら、太公望(奥)

淡路人形のおこり

 室町時代後期、西宮神社に仕えていた百太夫(ひゃくだゆう)という傀儡師(かいらいし・くぐつし)が淡路の三條村に来て、人形操りを教えたのが始まりだと伝えられています。
  淡路人形の元祖上村源之丞座(うえむらげんのじょうざ)の初代、引田淡路掾(ひきたあわじのじょう)は、元亀(げんき)元年(1570)、宮中で式三番叟(しきさんばそう)を奉納し、従四位下(じゅしいのげ)という位を授かったと伝えられ、そのことを示す「綸旨」(りんじ)が大切に伝承されています。

全国に広がった淡路人形

  淡路の人形座は、西日本を中心に全国各地を巡業して、浄瑠璃文化を普及し、人形芝居を根付かせました。各地に伝承される三人遣い人形芝居の多くは淡路系と考えられています。
  天竜川流域の長野県伊那地方では、江戸時代、淡路の人形遣いが住み着き人形芝居を教えました。岩手県盛岡市には、江戸時代の初めに淡路から移り、座本として活動した鈴江四郎兵衛座の人形や古文書が残っています。文楽座の始祖植村文楽軒(うえむらぶんらくけん)も淡路の出身でした。

開館時間

10時~17時(入場無料)

 休館日

毎週月曜日(祝日の月曜日は開館)、祝日の翌日、年末年始

資料館のお土産

淡路人形のお土産

淡路人形浄瑠璃資料館の本

淡路人形芝居

『淡路人形芝居』(淡路人形浄瑠璃写真集)2000年2月 淡路人形芝居写真集編集委員会
全190頁(内カラー110頁) A4判とB4判の間  6,800円(税込)

 淡路人形芝居の名場面、かしら、かしらの仕組み、人形の構造、衣裳、人形遣い・太夫・三味線、淡路人形の歴史と現状、地方への広がり等を豊富な美しい写真で紹介。英語とフランス語の解説もつく。


伝統芸能淡路人形浄瑠璃

『伝統芸能 淡路人形浄瑠璃』2002年3月 兵庫県三原郡三原町(現・南あわじ市)教育委員会
全416頁 B5判  3,500円(税込)

 淡路人形浄瑠璃の最新の史料・研究を踏まえ、淡路人形の歴史と現状や地方への広がり等をまとめた淡路人形研究の集大成。


市村六之丞

『市村六之丞』1991年7月 淡路人形浄瑠璃資料館
全32頁(内カラー15頁)  B5判

   当館は、淡路人形の名門市村六之丞座の人形・道具一式を買い取って1990年に開館した。
本書は六之丞座の歴史をまとめ、かしらや衣裳の写真を掲載する。


十年のあゆみ

『三原町淡路人形浄瑠璃資料館 十年のあゆみ』2001年3月 淡路人形浄瑠璃資料館
全60頁(内カラー18頁)  A4判  2,000円(税込)

  展示等の記録。


二十年のあゆみ

『南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館 二十年のあゆみ』2010年9月 淡路人形浄瑠璃資料館
全111頁(内カラー18頁)  A4判  2,000円(税込)

  展示等の記録。研究者の論考2本を載せる。


所蔵資料目録

『淡路人形浄瑠璃資料館所蔵資料目録1 浄瑠璃本』2005年4月 淡路人形浄瑠璃資料館
全151頁  B5判  ※在庫無し

  当館が所蔵する浄瑠璃本の目録。


引田家資料

『淡路人形浄瑠璃元祖 上村源之丞座座本 引田家資料』2011年3月 (財)淡路人形協会
全355頁(内カラー40頁)  A4判

 空襲で焼失したものと思われていた上村源之丞座伝来の資料が長崎県で現存することが確認され、2009年に当館に寄託された。本書は、その目録、図版、翻刻、解説・論考。


神舞い人形

『神舞人形 ~淡路人形伝統の生と死、そして再生~』2012年3月 ジェーンマリー・ロー 著 齋藤智之 訳
全342頁 A5判  2,300円(税込)

 Jane Marrie Law(コーネル大学)著“Puppet of Nostalgia”の翻訳。
 宗教社会学の視点から神事としての淡路人形を考察したもの。

地方史関係の本

みはらの文化

『みはらの文化 』1992年3月 兵庫県三原郡三原町(現・南あわじ市)教育委員会
全61頁 B4判  1,000円(税込)

  三原町(現・南あわじ市)の遺跡、遺物、伝説などを紹介。


大久保踊り

『大久保踊』2002年3月 兵庫県三原郡三原町(現・南あわじ市)教育委員会
全21頁 B4判

  指定重要無形民俗文化財に指定された八木天野大久保に伝わる大久保踊りを詳しく紹介。
淡路地方民謡「五尺節」の楽譜も掲載。


国分寺

『淡路国分寺』1993年3月 兵庫県三原郡三原町(現・南あわじ市)教育委員会
全96頁 B5判

 1984~1988年度に実施した淡路国分寺の発掘調査の成果報告書。

アクセス

  • バス停「市」から徒歩12分(南あわじ市三原庁舎の西隣)
  • 大型バスは国道28号線「青木西」の交差点を北へ

関連リンク

淡路人形座(人形浄瑠璃の上演) 

淡路人形浄瑠璃資料館