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兵庫県南あわじ市で就農しませんか?

印刷用ページを表示する更新日:2023年10月27日更新 <外部リンク>

南あわじ市の農業

 南あわじ市は淡路島南部、兵庫県最南端部に位置しています。温暖な気候に恵まれていることから、たまねぎやレタスなどの露地野菜の産地となっています。夏の水稲と秋から春にかけてのたまねぎやレタス、はくさい、キャベツなどの露地野菜を組み合わせた多毛作栽培が盛んで、1年を通じて農業をすることが可能です。

南あわじ市の農業者が取り組んでいる品目

たまねぎ

 9月に播種し、翌年の5月から6月にかけて収穫します。収穫後は玉ねぎ小屋等で乾燥させ出荷する場合や、圃場で根や葉を取り除き、即日出荷する場合があります。作付面積を拡大するためには、機械化が必要です。

レタス

 様々な作型があり、収穫期間が10月下旬から翌年5月中旬と幅広いです。作型を組み合わせると長期にわたり出荷ができるため、レタスを主業とする専業農家も多いです。生育期間が比較的短く、連作も可能です。収穫後は包装して出荷するため、包装機の導入が必須です。また収穫調整作業を行う倉庫も必要です。

はくさい

 9月から播種し、12月から2月末にかけて収穫します。収穫後にたまねぎの栽培が可能です。収穫は短期間で行う必要があり、重量野菜で労力を要することから栽培面積は減少傾向にありますが、収穫作業の受託による援農支援が行われています。連作すると根こぶ病が発生するため対策が必要です。価格変動の大きい野菜です。

キャベツ

 冬穫り、春穫りの作型があり、12月から翌年6月まで収穫されます。冬でも露地で栽培が可能な野菜で、レタスやたまねぎとの栽培体系に組み込むことができます。収穫作業に労力を要します。出荷方法は、箱詰め出荷や加工業務用向けの大型鉄製コンテナでの出荷が行われています。

ブロッコリー

 8月から播種し、12月から2月にかけて収穫します。1作の収穫期間が長く、一人でも作業が可能です。箱詰めには作業場が必要です。たまねぎやレタスとの栽培体系に組み込むことができます。連作すると根こぶ病が発生するため対策が必要です。

果樹

 南あわじ市では温州みかん、びわ等を中心に栽培が行われていますが、生産者の高齢化、担い手の減少、鳥獣の被害等によって栽培面積が減少し、産地の維持が困難となってきています。一方で、南あわじ市果樹協会による就農定着応援プランの策定や、品種更新を図りながら直売を主体とした付加価値販売に取り組む生産者、地域の特性を活かした観光果樹園(オーナー制)に取り組む生産者など産地維持に向けた取組も行われています。さらに、オリーヴやぶどうが淡路島の気候にあう新たな農作物として注目され、南あわじ市でも栽培が広がりつつあります。

畜産業

 南あわじ市の畜産業には「酪農」と「但馬牛繁殖」があります。畜産業は動物が相手なので、季節、天候に関係なく365日仕事を行う必要があります。

 「酪農」について、一般的な牧場では、「搾乳」「餌やり」「牛舎の糞だし」「子牛の哺乳・育成」を行います。搾った牛乳は、酪農組合を通じて乳業メーカーに出荷しています。

 「但馬牛繁殖」について、一般的な牧場では、「餌やり」「牛舎の糞だし」「子牛の育成」を行います。子牛を9か月齢前後まで育てて、家畜市場に出荷します。神戸ビーフや但馬牛、松阪牛、近江牛といった地理的表示保護制度においてGi登録されている有名ブランド牛肉の素牛になっています。

南あわじ市が求める就農者

 知らない土地に移住して農業を始めるのはハードルが高いことから、南あわじ市は、雇用就農から独立自営就農する方法を勧めています。

就農までの流れのイメージ

  • 親方農家の下で2年以上雇用就農した後、独立・自営を目指す方

☆Uターンにより就農される方は大歓迎です。

雇用就農のメリット

  • 賃金をもらいながら農業技術や知識を身につけることできる
  • 地域の草刈り等に参加して、周りの農業者と顔見知りになれる
  • 地域とのつながりが強くなることで、農地を借りやすくなる
  • 新規就農者が対象となる補助金を受けやすくなる

就農までの流れ

南あわじ市では、5つのステップに沿って就農することを推奨しています。

(1)就農相談

(2)親方農家との面談

(3)インターンシップ

(4)雇用就農

(5)独立・自営就農

就農相談

 南あわじ市では、南あわじ市農業改良普及センターやJAと連携し、毎月に就農相談会を開催しています。

 就農相談会

 上記ホームページを閲覧いただき、ぜひ応募してください。

親方農家との面談

 相談いただいた内容をもとに、あなたに合った親方農家を紹介させていただきます。市職員や南淡路農業改良普及センター職員も同席し、意見交換を行います。

インターンシップ

 面談で体験することが決まれば、親方農家のもとで〇日間程度インターンシップを行います。そこで南あわじ市の農業を体験していただき、本格的に農業に従事するか判断します。

雇用就農

 農業に従事することを決心したら、親方農家のもとで2年間以上雇用就農します。その間に技術や知識を蓄え、集落に溶け込むことで、安心して独立・自営就農できる環境を作ります。

独立・自営就農

 雇用就農していたことで経験や人脈が携わっており、より安定して独立・自営就農に移行することができます。

農業をはじめる.JP

 農業をはじめる.JPは、職業としての農業に興味を持たれた方や、農業を仕事にしたいと考え始めた方に役立つ情報を集めたポータルサイトです。

 南あわじ市の就農に関するページもご覧ください。
 地域の新規就農サポート宣言(南あわじ市)<外部リンク>

地域主導型就農・定着応援プロジェクト

 このプロジェクトは、地域や集落の「将来の担い手として、新規就農者に来てもらいたい」という思いと、就農希望者の「できるだけ多くの情報を知りたい」という思いの橋渡しをする試みです。地域や集落が主体となって新規就農者の就農及び定着を応援するチームを作り、話し合い、就農・定着応援プラン(応援プラン)を作成します。

 就農・定着応援プランのページ