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諭鶴羽山(ゆづるはさん)、諭鶴羽神社、諭鶴羽古道、諭鶴羽登山(灘・神代社家・神代浦壁、など)
諭鶴羽山(ゆづるはさん)と諭鶴羽山脈
神話と大自然に彩られ、貴重な動植物が生息する山
諭鶴羽山は標高607.9m(一等三角点)で、淡路島最高峰です。
諭鶴羽山一帯は、瀬戸内海国立公園に指定され、温暖な気候や変化に富んだ地形から、貴重な動植物が生息しています。
中でも諭鶴羽神社境内神域は国立公園特別地域で、社叢(しゃそう)林の「アカガシ群落」は兵庫県指定天然記念物に選定されています。
また「親子杉」は兵庫の巨樹巨木に選定されています。ほかにも、近畿百名山、ふるさと兵庫50山、ひょうごの森百選に選定されています。
(左)山頂から望む朝日(右)県指定天然記念物アカガシ群落
(左)沼島の遠景(右)水仙の咲き乱れる灘黒岩水仙郷/12月下旬~2月中旬
諭鶴羽山神社と諭鶴羽古道(修験道の道)
山頂近くには諭鶴羽神社があります。
世界遺産に登録された「熊野古道」。この熊野との関係は、平安修験にさかのぼり、熊野の神は、この諭鶴羽山から渡っていかれたと伝えられています。
海上交通が主体であった昔、九州・英彦山から四国・石鎚山、淡路・諭鶴羽山、紀伊・熊野へと続いた海の道で、古代人たちは聖なる神々とともに交流されたといわれています。
かつては山中に28の大伽藍が建てられ、霊場として繁栄していました。
「諭鶴羽古道」の道中には、昔の賑わいを推測させる町石等が造立されています。この道は、祈りを捧げる信仰の道として、また地域の人々の生活の道として活躍してきました。
諭鶴羽神社ホームページ<外部リンク>
諭鶴羽山の年間行事
- 正月3が日 もち焼き行事 新春登山
- 2月上旬 「早駆け・全駆け」行事 早春登山 祈年祭
- 3月下旬 採燈大護摩供法要
- 4月第2土曜日 春例大祭
- 11月下旬 「山開き」登山 秋新嘗祭
交通案内
諭鶴羽神社まで
自動車
- 灘山本より 5400m
- 国道28号「立石交差点」を南へ 上田池から未舗装の山道を通り 12km
徒歩
- 諭鶴羽ダムより 3100m
- 牛内ダムより 3100m
- 灘黒岩より(諭鶴羽古道コース) 2000m
- 灘黒岩より(近畿自然歩道コース) 5700m
諭鶴羽古道(登山)パンフレット
諭鶴羽古道(登山)パンフレット [PDFファイル/3.61MB]
諭鶴羽登山
登山道ハイキングコースとして「諭鶴羽古道コース」「近畿自然歩道コース」があります。
山頂からは、紀伊水道に浮かぶ沼島をはじめ、360度の大パノラマが楽しめます。
神社の南側に位置する近畿自然歩道・諭鶴羽古道入口の灘黒岩(なだくろいわ)は、12月下旬~2月中旬にかけて、見ごろを迎える「灘黒岩水仙郷」から約1000mあります。
また、灘黒岩から西へ約3kmの灘土生(なだはぶ)からは沼島(ぬしま)へ渡る連絡船が出ています。
諭鶴羽古道に関するお問い合わせは、諭鶴羽神社社務所まで(Tel0799-56-0315、090-3990-5334)