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木造薬師如来坐像

印刷用ページを表示する更新日:2015年4月6日更新 <外部リンク>

木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)

 この像は、以前は正福寺(阿万上町)の本尊で、像内に書かれている墨書から、鎌倉時代の建長元年(1249年)にこのあたりの豪族だった平兼友を願主として、大仏師善慶の手によって造られたことがわかっています。やや人間味のある顔つきをして、ゆったりと構えた姿に自然な感じで法衣を身につけているところなどには、きわめて写実的な表現がみられ、運慶などにより生み出された鎌倉新様の作風がよく表されています。淡路島内に残る仏像として、造立年次と願主と作者が明らかになっている貴重なものであることから、昭和37年に兵庫県指定重要文化財に指定されています。

 ※仏像は現在、萬勝寺(阿万上町)に安置されています。

木造薬師如来坐像
木造薬師如来坐像