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広報南あわじ「市政ひろば1」(令和元年10月号)

印刷用ページを表示する更新日:2019年10月1日更新 <外部リンク>

市政ひろば1

「地域づくりチャレンジ事業」―地域活性化に取り組むまちのうごき―

地域づくりチャレンジ事業とは…?

地域課題の解決に対して取り組む事業を応援する制度です。

  1. 地域サポート制度…行政がサポート役となり実現を後押し
  2. 補助金…事業スタート時の経費負担を軽減【上限100万円、最大3年度】

平成29年度より、南あわじ市では地域の課題解決に向けた取り組みを支援する「地域づくりチャレンジ事業」制度を設けています。
これまでに7地区の事業が認定され(10月1日現在。下表のとおり)、それぞれの課題解決に向けて、地域・事業者・行政が協働して取り組みを行っています。
制度がスタートした平成29年度に認定された3事業(福良・賀集・灘地区)について、事業を始めたきっかけや現在の状況などを、関係者へのインタビューとあわせて紹介します。

認定事業一覧
認定年度 地区 内容
H29 福良 商店街の活性化をめざし、空き家を活用したチャレンジショップを誘致
賀集 南淡路病院、地域、市が連携した「体験型健康教室」により健康意識を向上
灘の若者が地域のPRのため、灘黒岩水仙郷でアンテナショップを開設 
H30 八木 平成病院と連携し「フレイル予防サポーター」を養成、地域ぐるみでフレイル予防に取り組む
阿万 南海トラフ巨大地震を想定し、オリジナルの避難マップを作成

H31
(R1)

丸山 令和の大嘗祭への献上をめざす丸山漁港の「献上鯛」で地域を活性化 
三原志知 「志童サポートクラブ」を立ち上げ、地域交流などを通じて、地域全体の活性化をめざす

賀集お元気くらぶ

  • 事業者:南淡路病院、賀集地域づくり協議会、南あわじ市長寿・保険課
  • 高齢者に住み慣れた地域で長く元気に暮らしてほしいという思いで、南淡路病院、賀集地区、市が連携し、健康意識の向上に取り組んでいます。毎月1回、体験型健康教室が賀集地区公民館で開かれ、参加者は体力測定などで効果を実感。住民同士の交流の場にもなっています。また、今年4月からは、賀集地区で最も高齢化が進む高萩地区の公会堂でも出前講座が開かれています。
片山京子さん(同くらぶ実行委員長)

参加者は「お元気くらぶ」で人とつながることで「一緒に続けよう」という気持ちになっています。2年目になり、男性の参加者も増えてきています。

白瀬英明さん(高萩自治会長)

最初は不安もありましたが、「参加して良かった」と住民から好評でした。住民が元気だと地域に活気が出ます。賀集全体に事業が広がってほしいです。

長岡朋さん(南淡路病院・理学療法士)

病院に来てもらうだけでなく、日常生活に不便を感じる前の手助けができ、参加者の反応から成果が感じられます。皆さんの介護予防や生きがいづくりにつながればうれしいです。

にんぎゃかな福良下町商店街~商店街に観光客を誘致発展へ~

  • 事業者:NPO法人淡路國プロジェクト
  • 創業者を誘致し、観光客を街に引き込むことで、福良の下町商店街が昔のにぎわいを取り戻すことをめざしています。これまでに創業希望者の模擬出店の機会として「にんぎゃか福良んど」を開催。また、空き家を改修し、創業者の開業場所となる「チャレンジショップ」を設け、1号店となる「WHIRLPOOL」が7月に開業しました。
西澤昌美さん(チャレンジショップ出店者・大阪府出身)

淡路島が好きで、以前から夫婦で移住して飲食店を開きたいと思っていました。偶然、福良を訪れたときにチャレンジショップのことを知って応募しました。出店すると、地元の人がよく来てくれて、地域の温かさを感じています。今は週末に営業していますが、いずれは移住して毎日営業したいと思っています。

片井一雅さん(同法人理事長)

創業者など、外からの目線で「まちの魅力」を再発見し、商店街の活性化につながればと願っています。今後は観光客が多い「道の駅福良」周辺から商店街へ人を呼び込めるような動線を作っていきたいです。

灘地区アンテナショップ「昇り坂」

  • 事業者:灘活性委員会「昇り坂」
  • 若者たちが地域に活気を生み出そうと、灘活性委員会「昇り坂」を結成しました。灘のいいもの・いい場所を観光客に売り込むため、灘黒岩水仙郷内にアンテナショップをオープン。地元の海産物やみかんを使った商品の販売を行い、地域のPRに取り組んでいます。また、8月に灘地区で行われた納涼祭(夕涼みの集い)にも出店するなど活動の場を広げています。
西山友和さん・中田誠さん・西野恵介さん(「昇り坂」メンバー)

1年目は手探りの状態でアンテナショップを始めました。どうすれば売れるのかを繰り返し考える中で、自分たちが成長できたと思います。2年目は観光客以外にも「昇り坂のことを聞いた」という市内の人が大勢来てくれ、手応えを感じています。

林健一さん(灘地区地域づくり協議会会長)

最初は「昇り坂」を知らない人も多くいましたが、若い人たちが地域のために取り組んでいる姿を見て「自分たちもやってみよう」という気持ちが住民たちに起こりました。夕涼みの集いの盛り上がりなど、地域が元気になってきています。