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南あわじ市の概要

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

位置と地勢

 南あわじ市は、南北に長い地形の淡路島の南部に位置し、兵庫県域の約2.7%を占めています。南部と西部はそれぞれ紀伊水道、播磨灘に面し、北部の先山山地、南東部の諭鶴羽山地、西の南辺寺山塊に囲まれ、中央部には三原平野が広がっています。また、紀淡海峡には、周囲約10キロメートル、人口約500人の沼島が浮かんでいます。
 神戸市から60キロメートル圏、大阪市から80キロメートル圏にあり、市の中央を走る神戸淡路鳴門自動車道によって、明石海峡大橋を経て神戸へ約60分、大阪へ約90分、また、大鳴門橋を経て徳島へ約40分の距離にあります。

名産・特産

 たまねぎ、レタス、びわ、みかん、乳製品、淡路ビーフ、桜鯛、鱧、淡路島3年とらふぐ、淡路島サクラマス、鳴門わかめ、手延べそうめん、淡路瓦、竹炭

たまねぎ

灘黒岩水仙郷

沼島の上立神岩

渦潮

だから住みたい 南あわじを目指して

 兵庫県最南端のまち「南あわじ市」は、南に鳴門海峡、西に白砂青松の慶野松原、中心には温暖で肥沃な三原平野が広がります。京阪神への「食」の供給基地として大きな役割を果たしています。また、淡路人形浄瑠璃に代表される歴史と文化の豊かな地域でもあります。
 三原川流域に広がる三原平野では、恵まれた地理条件と気候条件に加え、高度な農業技術を生かして、同じ土地で年三回農作物を栽培する三毛作が営まれています。甘くやわらかい淡路産玉ねぎは北海道、佐賀県に次ぐ生産地です。また、レタスや白菜、キャベツなどの生鮮野菜は京阪神に即日出荷されています。
 また、酪農・畜産も盛んで、伝統のある「淡路島牛乳」などの乳製品は、全国的なブランドに成長しています。肉牛は「淡路ビーフ」の名で知られ、「神戸ビーフ」「松坂牛」のもと牛になる淡路和牛の生産地でもあります。
 さらに、播磨灘や鳴門海峡などからは、新鮮な魚介類が多く水揚げされています。鳴門海峡のタイ、沼島のハモや一本釣りのアジなど魚の種類は豊富で、京阪神から東京・築地の魚市場に高級魚として出荷されています。またノリやワカメ養殖、福良湾のハマチ、フグなどの栽培漁業も行われています。近年では新たな特産として、通常2年で流通するフグを、さらに1年かけてじっくり育てる「淡路島3年とらふぐ」や、きれいな桜色の身と脂が甘く上品な味わいが特徴の「淡路島サクラマス」が養殖されています。
 南あわじ市は、「だから住みたい 南あわじ」を将来像とし、市民がこれからも住み続けたいと感じ、市外の方はこれから行きたい、住んでみたいと感じる魅力あふれるまちづくりに取り組んでいます。市民一人ひとりの幸福と、地域の幸福を実現するため、南あわじ市を支えている産業を維持・展開していく仕事の確保や、その仕事に就き今後このまちを担っていく人づくりを行いながら、市民が安全に安心して暮らすことができる環境整備を進めていきます。

観光と文化

 兵庫と徳島の県境、鳴門海峡では、世界でもめずらしいうず潮を見ることができます。うず潮は、約6時間ごとに起こる潮の干満によって、潮が高い海から低い海へ流れる時に生じる現象です。一年で最も潮の干満の大きくなる春には、潮流は時速30キロメートルになり、うずの大きさ30メートルに達します。福良湾や伊毘(いび)港から発着する観潮船から、この壮大なうず潮を間近で見ることができます。平成24年からは、南あわじ市を中心に淡路島内3市でうず潮の世界遺産登録に向けた活動を本格的に開始。平成26年には兵庫県や徳島県、鳴門市とともに推進協議会を設立し、現在はうず潮の世界遺産登録という目標に向けて様々な活動を各地で行っています。
 市内各地区には、阿万風流踊りや大久保踊など、古くから伝わる伝統芸能が数多く見られます。その中でもとりわけ有名なのが、約500年の歴史を誇る『淡路人形浄瑠璃』です。大阪の文楽や徳島の阿波人形なども、淡路人形浄瑠璃から伝わったといわれています。義太夫による浄瑠璃の語りと三味線による伴奏によって、人形に生命が吹き込まれ、喜怒哀楽のある舞台が生まれます。国の重要無形民俗文化財に指定され、近年では国内外での公演や、市内の高校や中学校などでのクラブ活動など、幅広い活動を通して保存・継承に努めています。
 また、浄瑠璃の語りの重要部分を発展させた「だんじり唄」は各地域での春祭りやイベントなどで唄われています。
 平成27年4月には松帆地区から銅鐸7点が発見されました。その歴史的価値は非常に高く、数十年に一度の大発見といわれています。
 わが国最古の歴史書『古事記』の冒頭を飾る「国生み神話」に登場する淡路島。平成28年には、その歴史的ストーリーが「国生みの島・淡路島」として、日本遺産に認定されました。

主な祭り・行事

南あわじの歳時記

主な郷土出身者 (敬称略・順不同)

  • (故)永田秀次郎(政治家、俳人)
  • (故)樋口季一郎(軍人、陸軍中将)
  • (故)鶴澤友路(義太夫節三味線、人間国宝)
  • 竹本駒之助(義太夫節浄瑠璃、文化功労者、人間国宝)
  • 山口 崇(俳優)
  • 上沼恵美子(タレント)
  • 加地 亮(元サッカー日本代表)
  • 正木健人(柔道家、ロンドンパラリンピック100kg超級金メダリスト)
  • 清川あさみ(アーティスト)
  • 横 健介(作詞家、作曲家、編曲家)
  • 照強 翔輝(大相撲力士)