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広報南あわじ「まちかどトピックス」(平成29年9月号)
まちかどトピックス
熱気で満ち溢れた福良夏まつり 盆踊りと伝統の大綱曳を開催
福良地区の盆の風物詩。8月13日に盆踊り、14日に大綱曳が行われました。
盆踊りでは、12連が福良の街を威勢よく練り歩き、道沿いは多くの観覧者で賑わいました。
大綱曳は、大漁と豊作を占う伝統行事。慈眼寺前を中心に東が勝てば豊作、西が勝てば大漁になるといわれ、今年は東に軍配があがりました。
市内中学生が東北ボランティア活動
被災地から防災について学んでもらおうと8月2日~4日までの3日間、市内6校の中学生12人が東日本大震災の被災地を訪問。9日に市役所で活動の報告会が行われました。
これは災害に対する知識を過去の災害から学び、将来の災害において臨機応変に対応できる力をつけてもらうことを目的に今年度から実施されています。今回は淡路三原高校の生徒とともに、宮城県の東松島市と石巻市を訪問しました。 報告会では、津波により多くの児童が犠牲になった石巻市立大川小学校で、当時6年生の娘を亡くした語り部の佐藤敏郎さんが「1日1日を抱きしめるように生きてください」と話していたことが印象深く残っていると報告がありました。
また「今回の体験を家族や学校の友達、そして地域の人たちに伝えていける防災ジュニアリーダーとなっていく」と力強く語ってくれました。
淡路人形座新劇場5周年記念特別公演 待望の演目!玉藻前曦袂を披露
淡路人形座の新劇場がオープンして5周年を迎え、7月30日に特別公演が開催されました。
地元の祭りでもよく唄われている「玉藻前曦袂三段目 道春館の段」をはじめ、「四段目 神泉苑の段」「五段目 狐七化けの段」を午前と午後の2部構成で上演。特別公演に向けて練習を重ねてきた同座員は、多くの来館者の中、500年以上の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財である淡路人形浄瑠璃の魅力を、演目を通じて披露しました。
来館者は、浄瑠璃の語りと重厚な三味線に耳を傾けながら、人形遣いが操る人形を食い入るように見つめ、狐七化けで人形がさまざまな姿に早変わりする見せ場では、座員らに盛大な拍手と歓声を送りました。
隣接する3市の交流拡大に挑戦 鳴門海峡を越えてサイクリング
南あわじ市と徳島県鳴門市を自転車で駆け抜けるサイクリングイベントが開催され、両市から25人の親子らが参加しました。 これは瀬戸内海を挟んで隣り合う南あわじ市(淡路「A」)と香川県東かがわ市(讃岐「S」)、鳴門市(阿波「A」)でつくるASAトライアングル交流圏推進協議会のイベントです。同協議会では人気が高まっているサイクリングを3県という広域で検討しており、今年の秋からの定期便(土日祝日限定)の整備をめざしています。今回のイベントはそのプレイベントです。 陸の港西淡に集合した参加者は阿那賀まで淡路島の自然を満喫しながらサイクリングした後、人はバスに乗車し、自転車はトラックに載せて鳴門市へと移動しました。
関係者らは今回のイベントで見つかった課題などを検証・改善し、今年秋の整備につなげたいと話しました。