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広報南あわじ「市政ひろば2」(平成29年7月号)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

市政ひろば1

松帆銅鐸の埋められた年代が判明!埋納年代を知る貴重な資料に

 平成28年度に松帆2号銅鐸、4号銅鐸と4号舌、7号舌に残っていた植物の破片8点を放射性炭素年代測定という方法で分析をしました。その結果は次のとおりです。

  • 4号銅鐸からは紀元前4世紀~紀元前2世紀(約2400~2200年前)
  • 2号銅鐸からは紀元前9世紀~紀元前8世紀(約2900~2800年前)と紀元前14世紀~紀元前12世紀(約3400~3200年前)
  • 7号舌からは紀元前22世紀~紀元前21世紀(約4200~4100年前)

 4号銅鐸の結果は、年代がある程度まとまっているので信頼できる数値だと考えられます。それに対し、2号銅鐸は4号銅鐸と同じ鋳型で造られた兄弟銅鐸であるにもかかわらず年代差がかなりあります。その原因は、分析に必要な炭素の量が少なかったためと思われます。
 これまで銅鐸は弥生時代中期末(1世紀前後)と後期末(3世紀前後)の2時期に、いっせいに埋められたと考えられていましたが、今回の調査で、それより前にも埋められていたことがわかりました。

放射性炭素年代測定法(C14測定法)とは?

 動植物が体内に取り込んだ炭素14の比率は生きている間は一定ですが、死んだあとはこの比率が規則的に下がっていく習性を持っています。その比率を導き出すことで、死んでから何年経っているか、つまりいつの年代のものかを計測する年代測定法です。

県立舞子高校と「教育提携に関する協定」を締結

 南あわじ市と全国唯一の環境防災科をもつ兵庫県立舞子高校が「教育提携に関する協定」を締結するため5月19日、関係者らが出席し、調印式が行われました。
 この協定は、市内の小中学生に災害時の正しい知識や行動を身に付けてもらうため、災害ボランティア活動などを実践する舞子高校の生徒から学ぶ教育プログラムなどを相互に開発していくものです。
 調印式で守本市長は「新しい防災教育を開拓する。互いの成長につながって欲しい」とあいさつ。舞子高校の谷川彰一校長は「高校生が学んだことを伝える場を得られ感謝している。人へのやさしさ、思いやりの心を育てて欲しい」と話しました。

厚労省二川事務次官による講演会を開催

 厚生労働省の二川一男事務次官による講演会が5月27日、広田地区公民館で開催され、医療や介護関係者ら約200人が集まりました。
 「2025問題・地域医療構想」と題した講演で、2025年に4人に1人が75歳以上という超高齢化社会を迎え、医療費の急増が懸念されると説明しました。続けて超高齢化社会に対応するための国の動向として、地域医療構想(地域の実情に応じた医療の提供)や地域活用ケアシステム(住まい・医療・介護・予防・生活支援が住み慣れた地域で一体的に提供されるシステム)を推進していると話しました。