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広報南あわじ「市政ひろば1」(平成28年11月号)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

市政ひろば1

リオデジャネイロ・パラリンピック 柔道・正木選手 銅メダルおめでとう

リオデジャネイロ・パラリンピック柔道(視覚障害者)男子100キロ超級に出場した北阿万出身の正木健人選手は9月11日の3位決定戦でイラク選手に一本勝ち、銅メダルを獲得。正木選手は、前回のロンドン大会で金メダルを手にしており、2大会連続メダル獲得の快挙を成し遂げました。

市役所で報告会

大会を終え、帰郷した9月28日、正木選手は市役所を訪れ、中田市長に結果を報告。正木選手は、「金メダルを宣言していたので、銅メダルで悔しいが、最低限の結果を出すことができた」とあいさつし、中田市長は「素晴らしい一本で銅メダルを取り、子どもたちにも夢を与えてくれた。4年後の東京大会に向けて頑張ってほしい」と健闘をたたえました。

母校・南淡中学校を訪問

10月11日、正木選手は、母校の南淡中学校を訪れ、全校生に銅メダルの報告をしたほか、生徒からの質問コーナーもあり、生徒らとの交流も深めました。南淡中学校で柔道を始めた正木選手は、「中学校時代、部員全員が一つの目標を掲げて切磋琢磨した。努力することと、大きな目標を達成する喜びを覚えた」と振り返り、「リオの準決勝で負けた時に思った言葉が『継続は力なり』、この言葉の重みが今はよくわかる。目標に向かって嫌なことでも継続してほしい。僕も4年後、ここで金メダルを見せることができるように頑張りたい」と力強く生徒らに語りました。

給食で地産地消の取組み

淡路島は古くから「御食国」と呼ばれ食材に恵まれた地域です。南あわじ市は現在も玉葱や乳製品に代表される農畜産物、ハモや鯛などの海産物の産地として有名で、豊かな食づくりが行われています。市では学校給食においても子どもたちに地元の素晴らしい食材を取り入れた献立を作って、食育の推進と地産地消の取組みを進める学校給食地場食材利用拡大推進事業を行っています。この事業を活用して、9月26日には「ハモの天ぷら」を市内小中学校、幼稚園の約4400食の給食の献立に取り入れて提供しました。南あわじ市近海で獲れた肉厚で脂が乗ったハモは、子どもたちにも大好評で「おいしい!」と大変喜んでいました。

全国消防操法大会で準優勝

10月14日に長野市で開催された第25回全国消防操法大会ポンプ車の部で、兵庫県代表として南あわじ市消防団神代第1分団が出場し、準優勝を果たしました。同分団は、4年前の第23回大会にも出場し11位。今回はメンバーを総入れ替えし、優勝めざし、週4回ペースで練習を積んできました。大会では、市からの応援団員らが見守る中、団員たちはこれまでの練習の成果を大いに発揮し、出場25隊の内2番目に早いタイムを記録。総合得点は183点で、優勝した松江市消防団に2点及ばず、僅差で準優勝となりました。準優勝を果たした団員は、次の通りです。
指揮官は前原智さん、1番員は山口晃正さん、2番員は細川敦司さん、3番員は中原健輔さん、4番員は砂田直寛さん

日本農業遺産に南あわじの伝統的多毛作体系を申請!

このたび、南あわじ市は世界・日本農業遺産推進協議会を通じて、農林水産省へ「日本農業遺産」への認定申請を行いました。申請の名称は「南あわじ地域における伝統的多毛作体系」です。南あわじの農業にみられる三毛作・多毛作は、全国的に見ても大変稀で特徴的なものです。瀬戸内の温暖な気候によって年間を通じて豊かな農業を営むことができ、知恵と工夫を凝らし持続可能な形で社会や環境に適応しながら継続して発展してきました。瀬戸内の気候は一方で少雨という困難をもたらしていますが、古くから、ため池や複雑な水路網、分水の機構が整備されてきました。現に淡路島は全国で最もため池が密集した地域で、全国の一割を占めています。また、多毛作を営むにあたって、連作障害を予防するための転作やたい肥による土壌改良の工夫、作物を加工し付加価値をつけて商品化する六次産業化の取組みなど、農家の皆さんの努力が実を結び全国有数の農業地域となっています。さらに、里山里海といった観点からも漁業に携わる人たちや山に係る人たちの様々な尽力や助力があって、南あわじ市の多毛作は支えられ、そして継続されています。この素晴らしい農業システムを今後も継続していくための第一歩として、農業遺産に申請しました。結果は、来年3月頃に発表されます。