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広報南あわじ「市政ひろば1」(平成28年3月号)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

市政ひろば1

松帆銅鐸発見記念シンポジウム

  昨年4月に南あわじ市で見つかった弥生時代前期末~中期初頭(紀元前3世紀~2世紀)の青銅器「松帆銅鐸」の謎に迫るシンポジウムが2月7日、中央公民館で開催されました。  7個の松帆銅鐸は1月12日に県から市に譲与されることが決まり、開催にあたって、銅鐸の発見と調査活動の協力、市への譲与に多大な貢献を頂いたマツモト産業株式会社 会長の松本康宏さんに中田市長から感謝状と銅鐸の復元品が記念品として手渡されました。
  シンポジウムでは奈良文化財研究所の難波洋三埋蔵文化財センター長ら専門家が会場に訪れた約450人を前に研究発表や討論を繰り広げました。今回、調査で新たに明らかになったこととして、松帆銅鐸のうちの2個と江戸時代に慶野「中の御堂」で発見された銅鐸が同じ鋳型で作られた「同笵」(兄弟銅鐸)であることが発表されました。松帆銅鐸は、銅鐸を鳴らす棒状の「舌」を伴って出土したことや、大きい銅鐸の中に小さな銅鐸を収めた「入れ子」状態で見つかったことが特徴で、舌と鈕に植物製の紐ひもの一部も残っており、今後、放射性炭素による年代測定を行うことで埋納時期を知ることができる可能性が高いことも発表されました。
 討論では、松帆銅鐸の時代の南あわじの歴史的位置付けや今後の銅鐸の活用などについて話し合われ「貴重な青銅器を埋める特別な聖地であったのではないか。同笵銅鐸の製作地が南あわじにあったかもわからない」といった意見が出され「銅鐸発見で更なる分析や調査に期待が膨らむ。松帆銅鐸が市に帰属したことで地域のシンボルとして大切に活用して、これからも活気あるまちとして注目してもらいたい」など、活発な話し合いが行われました。

地域おこし協力隊に新隊員就任

 南あわじ市の活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の新隊員として、西宮市出身の諏訪太一さんと岡山市出身の上川幸夫さんが2月1日に着任し、市役所で任用式が行われました。  総務省が平成21年に設けた地域おこし協力隊制度は、都市部に住む人が人口減少や高齢化の進む地域に定住し、地域の活性化に取り組むものです。全国に1,1511人(平成26年度末現在)の隊員が任用されています。
 今回任用された諏訪さんは、大学卒業後に語学力を生かしながら民間会社で淡路島に赴任した経験を持ち、上川さんは、民間会社で再生可能エネルギーを利用した中山間地域の活性化事業に取り組んできました。  2人は、これまでの経験を生かし、市内の農地で生産技術を磨きながら、農林水産物等を利用した新商品の開発や観光資源の再発掘・PRを行う予定です。  任用式では、中田勝久市長から諏訪さんと上川さんに任用通知書とともに「地域おこし協力隊」とプリントされた帽子や作業着などが手渡されました。
 中田市長は「慣れない場所で大変とは思うが、地域の活性化のためにがんばってください」と激励。諏訪さんと上川さんは「地域の人や先輩隊員と連携を図りながら、これまでの経験を活かして、農業振興や魅力発信をしていきたい」と意気込みを語りました。

美菜恋来屋でラジオ公開録音

 MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」のパーソナリティを担当するタレントの浜村淳さんが出演する「浜村淳の南あわじ市からありがとう(2月7日放送)」と題したラジオの公開録音が1月31日、美菜恋来屋で行われました。  公開録音で中田市長は「シティープロモーションとして『あわじ国』を展開している。まずは多くの人に南あわじ市を知ってもらうことが大切」と話しました。

ランニングフェスティバル

 市体育協会主催の「南あわじランニングフェスティバル」が2月14日、淡路ふれあい公園で開催され、子どもから大人まで約600人がさわやかな汗を流しました。  ファンランや親子でゴールを目指すファミリーペア、チームでタスキをつなぎ制限時間内に何周できるかを競うタスキリレーが行われました。  沿道からの声援を受けながら、選手は懸命にゴールを目指していました。

豊漁祈願し、水産まつりを開催

 灘漁港(灘土生)で2月6日、水産まつりが開催され、市内外から約1000人の家族連れらが訪れました。  同まつりは市内5つの漁協で組織する市水交会が主催し、生産者と消費者のふれあいを目的に、また市内の魚の美味しさを知ってもらい、消費の拡大を目的に毎年開催しています。  神事には漁業関係者ら約30人が出席。神主による豊漁と漁の安全について祈祷が行われた後、関係者らは豊漁を祈願して体長13~15 cmのマコガレイの稚魚100匹と体長7~8cmのオニオコゼの稚魚250匹を放流しました。  またこの日は、焼きあなごやフグの唐揚げなど新鮮な魚料理の振舞いが行われ、各漁協のテント前には大勢の人が列をつくりました。  太刀魚の天ぷらを食べた庄司京太くん(津井)は「ふわっとしていて美味しかった」と話してくれました。

米粉を使った料理教室を開催

 米粉の利用促進を目的に2月4日、南あわじ市米粉利用推進協議会が初となる「米粉料理教室」を開催し、市内から20人が参加しました。  この日はしぶれっと(洲本市)のシェフ川田耕三さんと妻の好恵さんを講師に迎え、それぞれ「チキンのクリーム煮 ピラフ添え」と「デザート(ごまのチュイール、ブランマンジェ)」を調理実演いただきました。  参加者はレシピを手に持ちながら、実演するシェフらからの米粉を使う利点や注意点、美味しく仕上げるコツなどの説明を真剣にメモしていました。  最後に実演された料理を試食した参加者は、米粉の美味しさや食感の特性などを知りました。  同協議会では「米粉の美味しさと特性を知ってもらいたい。これからも利用促進に取り組んでいく」と話しています。