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ふれあい市長室(181)

印刷用ページを表示する更新日:2020年11月1日更新 <外部リンク>

自粛・縮小から日常の回復へ

令和2年(2020年)11 南あわじ市長 守本 憲弘

 今年は、春先から新型コロナウイルス感染症拡大に伴う国の緊急事態宣言が発せられる中、本市においては特別定額給付金の給付をはじめ、感染症対策事業に危機感とスピード感をもって対応してきました。自粛ムードの中、イベントなどは中止や縮小を余儀なくされた部分もありますが、緊急事態宣言の解除から6カ月目に入り、全国的に新規感染者数も比較的落ち着いてきた現在では、「自粛」「縮小」だけではなく、日常生活や社会経済を徐々に取り戻すことも必要です。本市においては、感染予防対策を万全にし、市の商工会や観光協会などと連携しながら「飲食宿泊キャッシュバック・キャンペーン(ジモ得)」やインターネット通販サイト「島のおすそわけ」の立ち上げ、「連合商店街プレミアム付商品券」などの事業を通じて疲弊した地域経済の活性化に取り組んでまいりました。一方、本来執行するべき市の事業も滞らせることはできません。感染症対策と平行して、平時の各種事業を適切に執行してきたところです。また、イベントなどについても、規模の縮小やオンライン会議の活用など工夫を凝らし、可能なものは開催しています。例えば、市の畜産共進会は、和牛(黒毛和種種牛)の部が開催され、南あわじ市を会場に行われる県の共進会にも上位入賞の牛8頭が出場します。また、長寿・金婚夫婦祝福会も行われ、金婚をお迎えになったご夫婦に記念品をお渡しするとともに、101歳以上の長寿をお迎えになった方へのお祝いも述べさせていただきました。各種のイベントで、市民の皆さまの元気なお姿を拝見しますと、日常を少しずつ取り戻していることを実感します。

南あわじ市畜産共進会の様子長寿・金婚夫婦祝福会の様子


 先日、淡路島3市長から井戸兵庫県知事に来年度予算にかかる要望を行いました。3市の共通課題として、有害鳥獣対策、県立淡路医療センターなどにおける産科医師の確保、神戸淡路鳴門自動車道の通行料金の格差解消などについて、また、本市の課題としては、総合治水対策やため池改修への支援、県立高等学校の活性化と教育環境の確保などについて、強く要望しました。
 コロナ禍にある昨今においても、災害への備えを怠るわけにはいきません。11月15日(日曜日)には、広田中学校をメイン会場とした南あわじ市総合防災訓練を予定しています。本年度は、感染予防対策を徹底したうえ、体育館での講演会は行わないなど時間を短縮して実施します。各自治会には、地域の実情に合わせた訓練の実施をお願いしていますが、自治会での実施が難しい場合は、各家庭で避難場所の確認や、机の下に入り身を守るなど災害を想定した訓練をぜひ実施してください。最後に、本年は5年に1度の国勢調査の年となっております。調査票の配布や回答にご協力いただきました市民の皆さまに厚くお礼申しあげます。