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ふれあい市長室(165)

印刷用ページを表示する更新日:2019年7月1日更新 <外部リンク>

次代を担う青少年を育む環境づくりをめざす

令和元年(2019年)7月 南あわじ市長 守本 憲弘

 以前のコラムで、子育て・教育環境づくりを地域の最重要事項にしようと書きました。今、淡路島の有効求人倍率は2.0を超える高率で、正規職員の求人も増加しています。また、生活環境でも、(マイカーがあるという前提ですが)都市部に見劣りしません。これに加えて、「ここで子どもを育てたい」と思うようなまちづくりができれば、若者の還流を促進するための大きな力となります。南あわじ市は、子育てにやさしいまちとして、いち早く保育無償化を実施し、また、人形浄瑠璃等を活用した表現力の育成や防災教育などを展開していますが、今年度からは、「学ぶ楽しさ日本一」をめざし、授業の改善、放課後の活用などにも着手したところです。
 一方、青少年の健全育成に向けた環境づくりも非常に重要です。先日、青少年の健全育成に関わる機関・団体による「青少年問題協議会」を開催しました。この会は、青少年をとりまく環境変化について共に理解を深め、問題の予防や解決の方法等について、今後の取組を協議するものです。今回も、多数の参加者の方から、熱い思いがこもった意見が出され、有意義な会になりました。
 青少年の健全育成の実を上げるためには、家庭・地域・学校・行政等が連携し、共通の目標・方針を持って取り組むことが大切です。また、地域をあげて、青少年の成長を温かく見守る雰囲気が、「ここで子どもを育てたい」という魅力につながっていきます。
 そうした中、これまで協議会が取り組んできた「声かけ・あいさつ運動」の更なる拡大をめざすとともに、スマートフォン等の急激な普及に伴うネット依存やトラブルなど、外から見えづらい問題についても、更に啓発を進め、市民の皆様の理解を得て取り組む必要があるとの意見が多数ありました。この結果、次のような今年度の目標が確認されました。
 ●気軽にあいさつや言葉かけのできるふれあいづくり、あいさ つ運動を推奨する
 ●地域の環境浄化を推進し、健康的なまちづくりをする
 ●社会性や思いやりのこころ、ボランティアのこころを育てる
 ●青少年の居場所づくりを広めていく
 ●スマートフォン・インターネットの安全利用を推進する
 今月は、青少年問題協議会が主催する「青少年健全育成市民会議」や、非行・犯罪を犯した人の更生を見守る「社会を明るくする運動」など、市民の皆様の協力により健全な地域社会づくりをめざす運動が開催される月に当たります。
 「市民会議(7月12日・午後7時~/中央公民館)」では、青少年のネットトラブルの実態についての講演が予定されています。また、「社会を明るくする運動(7月13日・午前10時~午後4時/シーパ)」では、白バイ乗車体験や刑務所作業製品の販売などを行います。多くの市民の皆様のご参加をお待ちしています。