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ふれあい市長室(163)

印刷用ページを表示する更新日:2019年5月1日更新 <外部リンク>

「つながり」を「開発」するって何?

令和元年(2019年)5月 南あわじ市長 守本 憲弘 

 今年度、市が取り組んでいる施策を更に強力に進めるため、市の組織に、「生涯活躍推進室」「収納対策室」「つながり開発室」の3室を新たに設置しました。
 まず、「生涯活躍推進室」は、就任当初から進めている高齢者等元気活躍推進事業を核として、すべての市民の方々が役割を持って活躍できる地域づくりに取り組みます。また、「収納対策室」は、市税等のスムーズな収納を進めます。
 では、最後の「つながり開発室」の名称からはどのようなイメージをお持ちになるでしょうか。「つながり」を「開発」するってどういうことでしょう。
 今、地域活性化の方法の一つとして『関係人口』が注目されています。関係人口とは、地域で暮らす定住人口でもなく、観光で訪れる交流人口でもありません。域外に住みながら、サッカーのサポーターのように、好きになったまちと継続的なつながりを持ち、色々な方法で応援する人々のことをそう呼ぶのです。
 都市部に住む人々も、生まれ育った地域、両親の出身地や働いたことのある地域、更には思い出に残る訪問地など、様々な形で関わった地域を大切に想い、「ふるさと」あるいは「第二のふるさと」として、応援したい、貢献したい気持ちを持たれていることと思います。
 「つながり開発室」では、庁内関係課とも連携しつつ、本市産品の購入や観光などを通じて、幅広い人々との対話のきっかけづくりを進め、本市のファン・サポーターとなっていただける関係人口を増やす取り組みを行います。とりわけ「ふるさと納税」はそうしたきっかけづくりに最適の手段です。市内事業者の皆様のご協力を得ながら返礼品に磨きをかけ、南あわじ市・淡路島ブランドを全国に広げながら、関係人口を増やしていく貴重なチャンスと捉えて幅広い広報活動を展開していきます。そして、関係した人々とのつながりを更に深めていく中で、本市におけるイベント参画等による地域の活性化や、将来的な移住・定住人口の拡大へと流れを作ってまいりたいと思います。
 いよいよ新元号がスタートしました。『令和』には、美しく心を寄せ合い、文化が育つという意味が込められています。本市に心を寄せ、サポートしてくれる人が増えることを期待しつつ、併せて移住される方を温かく迎える気風を持った「ふるさと南あわじ市」であってほしいと願っています。

春祭りへの参加を通じて地域とのつながりを深める都市部の大学生の皆さん

                          春祭りへの参加を通じて地域とのつながりを深める都市部の大学生の皆さん