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ふれあい市長室(92)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>


再度 防災対策を発信


平成25年6月 南あわじ市長 中 田 勝 久


 4月13日(土)早朝に発生した淡路島地震から、もうすぐ2か月になろうとしています。改めて、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、地震発生直後から自治会、消防団、自主防災組織を始めとする市民の皆様方には大変ご協力をいただきました。心から感謝申し上げます。
 今回の地震では市内でも負傷者3名(うち1名は重傷)、住家半壊2棟、一部損壊1649棟の被害が確認されております(5月22日現在)。被災の報告がありました家屋については、4月中旬から5月にかけて確認作業を実施しました。また、道路や河川、ため池等についても被害が報告されております。市では急遽、緊急対策として、被災された住家については、一部損壊でも一律5千円の見舞金の支給を決定いたしました。
 さて、5月8日に市議会の地震・津波対策特別委員会の行政視察に同行し、和歌山県海南市の和歌山下津港で実証実験が行われている「直立浮上式防波堤」を見てまいりました。津波の発生時に、直径3メートルの鋼管の列が海中からせり上がって壁になり波を食い止めたり、勢いを弱めたりするというものです。ただ、世界初の試みであるため、技術面、予算面等さまざまな課題があることがわかりました。しかし、南海トラフ巨大地震で、県下で最も大きな被害を受ける地域として津波対策は喫緊の課題です。どんな防波堤の形態が良いのか、今後も技術の進歩に注目し、適切な対策を行っていく必要があります。
 何の防災対策も講じなかった場合、自分は、家族は、そして地域は、どれだけの被害を被ることになるのか。防災対策は、いわば将来への投資です。
 市民の皆様におかれましては、自主防災組織や防災訓練へ積極的にご参加いただくことは勿論、市の防災施策へ積極的なご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。


直立浮上式防波堤を見学する中田市長の写真です
▲和歌山下津港で直立浮上式防波堤を見学する中田市長(左)