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ふれあい市長室(73)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

 

10月23日は防災訓練。 迅速な行動が「命」を救う

 

平成23年10月 南あわじ市長 中 田 勝 久

 

 自然災害が多発しています。ハード事業には限界があり、「自分の命は自分で守る。家族の命は家族で守る。地域の命は地域で守る」「津波警報・注意報が発表されたら、まず高台に逃げること。日頃から実践訓練を行い、避難路や避難場所など、自分自身の頭と身体に十分覚え込ませておくこと」と繰り返し申し上げてまいりました。自治会、行政が一体となって地域に適した避難マップの見直しを早急に行わなければなりません。
 10月23日は地震・津波を想定した防災訓練の日です。是非ともご参加いただき、いざという時、迷うことなく対応できる体制を整えていただくようお願いいたします。
 先日、福良小学校、ちどり保育所が大地震や大津波を想定し、児童・園児、先生方合わせて約400人という大人数での避難訓練を行ないました。
 地震発生の校内放送で机の下にもぐり、揺れが収まると上履きのままグランドへ。先生方が安否や人数を確認。その後津波警報が発令されたとして、園児を連れた5~6年生や乳幼児がさらに高台へ避難。1~4年生も坂道を駆け足で逃げた。課題はありますが、これら一連の全ての行動が、初めてにもかかわらず何と13分程度で行ったと大きく報道されました。
 これは、先生方の適切な指導、保護者や子ども達の意識の高さ、南あわじ警察署の方々のご尽力など、色々な積み重ねがなしえたことだと思いました。
 また、阿万吹上地区では、避難路の見直しを自ら行い、雑草に埋もれていた40年前の細い旧道(通学路)を復活させ、お年寄りでも逃げやすい避難路を確保するため、計画を具体化しております。
 一方、消防団のご苦労と併せて、自主防災組織が減災の根幹を成します。地域の命である災害弱者を日頃から把握し誰が助けるか、何で運ぶかなど、それぞれの役割分担や確認が大切です。
 市民の皆様におかれましては、地震、津波、風水害などの自然災害に「命」を奪われないために、準備を整えていただきますようお願いいたします。

机の下に避難する子どもたちの写真です グラウンドへ避難する子どもたちの写真です 高台へ避難する子どもたちの写真です
▲福良小学校・ちどり保育所合同避難訓練