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ふれあい市長室(155)

印刷用ページを表示する更新日:2018年9月3日更新 <外部リンク>

米国オハイオ州セライナ市との国際交流

平成30年9月 南あわじ市長 守本 憲弘

 本市は、平成8年(合併前の旧南淡町)から継続して、米国オハイオ州セライナ市と国際姉妹都市提携を結んでいます。
 今年度は、南あわじ市海外学生派遣団13名(うち引率者3名)が7月24日から11日間の日程で、ニューヨークとセライナ市を訪問し、ホームステイを中心とした国際交流を行いました。セライナ市のホストファミリーと交流を深める海外学生派遣団
 8月17日、派遣団の帰国報告会がありました。参加した学生から「セライナ市の人たちの温かさを感じた。来年はセライナの人たちを温かく迎えたい」、「日本を客観的に見ることができた」、「最高の思い出になった。将来は海外で活躍できる人になりたい」などの発言があり、海外体験を通じて成長した姿を見ることができました。これまでも、派遣団に参加することで、視野を広げ、国際的な仕事を目指すようになった学生が何人もいます。加えて、自身の生い立ちや故郷のことを尋ねられ、日本や南あわじ市を見直す機会にもなったことと思います。
 また、先月5日から6日間、セライナ市からヘーゼル市長、ヴァルツェル議員、クラウセン議員が南あわじ市へ来られました。市長の本市訪問は初めてのことです。来訪団は、両市の交流が世代を越えて続くことを願い植樹を行ったほか、玉ねぎ加工、3年とらふぐ養殖場、瓦工場やタイル工場などへの視察、「淡路人形浄瑠璃」の鑑賞、「南あわじ市子ども議会」の傍聴など、市内各地で精力的に活動されました。淡路人形の繊細な動きに驚嘆し、ふぐの顔がかわいいと喜び、美しいタイルのデザインに見入るなど、南あわじの魅力を堪能されたと思います。懇談の機会には、子ども議会をセライナ市でも取り入れたいと話された他、淡路瓦をセライナ市の公共施設等で活用したい、農業分野での相互協力が出来ないか、など産業交流に強い関心を表明されました。ヘーゼル市長と記念植樹
 一般的に、国際姉妹都市提携に関し、日本側は若者の異国体験や文化交流を期待し、外国側は、産業交流など実利を求めるという傾向があり、少しすれ違う事例も見られます。双方が提携の意義を感じる関係づくりが必要と改めて感じたところです。
 最後になりましたが、今回の学生派遣およびセライナ来訪団の受け入れにあたり、事前調整や歓迎行事の開催などにご支援ご協力をいただきました南あわじ市国際交流協会の皆様方、視察受け入れ等にご協力いただいた企業等の皆様方に厚く御礼申し上げます。