ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地トップページ > 市長の部屋 > ふれあい市長室 > 平成28年度 > ふれあい市長室(135)

本文

ふれあい市長室(135)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>
 

感謝 ~未来を託す~

 

平成29年1月 南あわじ市長 中 田 勝 久

   

 新年あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望にあふれる新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、市政運営に対しまして昨年中に賜りました温かいご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。
 振り返れば、平成17年1月11日に南あわじ市が誕生し、初代南あわじ市長として市民の皆様のご負託をいただきました。南あわじ市を一日も早く一体感あふれるまちにしたいとの思いのもと、選択と集中、熟慮断行、あっという間の12年でありました。合併当初、厳しかった財政状況も、現在では健全財政を着実に維持できるようになりました。この間、ケーブルテレビサービスの全市域への拡大、市内小中学校の耐震化100%、若人の広場公園整備工事や新庁舎、美菜恋来屋などのプロジェクトも完成し、市内21地区公民館に市民交流センターを設置するなど、行政の仕組みについても、変革を重ねてまいりました。
 地方(地域)創生の時代、地方自治体には一層の創意工夫と積極的な取組みが求められています。「まかぬ種は生えぬ!」現在策定中の第2次南あわじ市総合計画では、将来像を「だから住みたい南あわじ」とし、基本目標を、1.活気ある仕事づくり、2.ひかり輝くひとづくり、3.魅力あふれるまちづくりの3つとしています。
 その実現のためには、農畜水産業や瓦産業などが元気でなければなりません。地場産業を中心に観光とマッチングすることで、交流人口の増加につながれば、そこに賑わい、活気ある仕事が生まれ、更に地域の活力へとつながると考えています。
 また、地域は人から、活力の源となるのは人であります。子どもから高齢者まで、すべての世代の市民の方々が互いに支え合い、協力し合えるような人づくりの推進が必要です。少子対策、定住促進への積極的な取組みを継続しながら、生涯学習を進め、郷土愛を醸成していく必要があります。平成25年4月に開学した吉備国際大学地域創成農学部も4年目を迎え、春には第1期生が巣立っていきます。同大学での生涯学習講座も多くの市民の方に参加いただいております。今後も、官・学・地域の連携が益々盛んになり、ひかり輝くひとづくりへと繋がっていくものと確信しています。
 さらに、防災減災、安心・安全への取組みも欠かすことが出来ません。ゲリラ豪雨や強大な台風への対策をはじめ、南海トラフ巨大地震津波対策など、様々な脅威への対策を進めていく必要があります。県では、津波防災インフラ整備計画や三原川流域の治水対策など、井戸知事の強力なお力添えをいただいております。今後も、国、県、地元選出の国・県会議員の先生方と連携し、施策を推進してまいらねばなりません。また、安心・安全な暮らしのた画像 酉のイラストめには、健康・福祉面での施策も重要です。右肩上がりの社会保障費に対応しながら、誰もがいきいきと暮らすことができ、シルバー世代の皆様方に更にご活躍をいただける魅力あるまちづくりが必要です。
 さて、私自身、市長としての任期も残り僅かとなりました。任期終盤に体調を崩したことへの残念な思いはありますが、これまで皆様方からいただきましたご理解・ご協力に心から感謝申し上げますとともに、次世代へ未来を託したいと思います。最後になりましたが、本年が、皆様一人ひとりにとって、飛翔の一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。