ふれあい市長室(129)

誰もが安心して暮らせる街づくり

平成28年7月　南あわじ市長　中　田　勝　久

   　
　　南あわじ市の夏の味覚「鱧」が旬を迎えています。鱧は梅雨の雨を飲んで、美味しくなると言われています。これは梅雨時期に野山の養分が雨水とともに海へ流れ込み、鱧が一層美味しくなることを意味します。低カロリー高たんぱくな鱧は、夏の滋養食材と言えます。どうぞ市民の皆さんも南あわじ市が全国に誇る美味しい鱧をご賞味いただければと思います。
　先月、全国漁港漁場協会定期総会、また全国市長会議に出席するため上京してまいりました。全国市長会議では安倍内閣総理大臣、高市総務大臣からの地方創生に向けた力のこもったごあいさつがあった後、南海トラフ巨大地震へのハード・ソフト面での対応や地方創生、子育て支援、教育、福祉、医療など幅広い分野にわたる議案について議決してまいりました。今後は、議決内容の実現に向け、国、地元選出国会議員の先生方に強く要望してまいります。
　さて、南あわじ市では合併以降、いち早く少子対策に取り組み、中学生までの医療費や３歳児以降の保育料の無料化を実現してまいりました。本年４月からは、子育ての悩みや困りごとを共に考え、一人ひとりに合わせた支援サービスを提案する「子育て支援コンシェルジュ」１名を子育て支援課に配置しています。本市の子育て支援コンシェルジュは、全国に先駆け、家庭児童相談員も兼務しており、より踏み込んだ家庭相談・育児相談への対応が可能です。さらに６月からは、３歳未満児がいる世帯へのおむつ用ごみ袋の無料配布を行っていますのでぜひご利用ください。また４月から年金生活者等の方々を支援する臨時福祉給付金の申請を受付けています。申請期間が８月１日までとなっていますので、支給対象の方でまだ申請されていない方は申請をお願いします。
　これからますます暑い日が続きます。市民の皆さん方には、熱中症にくれぐれもご注意いただきますとともに、より一層、市の施策へのご理解・ご協力をお願い致します。