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ふれあい市長室(112)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>


阪神・淡路大震災の体験を次世代に語り継ぐ

 

平成27年2月 南あわじ市長 中 田 勝 久


 平成7年1月17日、淡路島にも甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災。その発生から20年が経過しました。この間、被災した街並みは復興を遂げてまいりましたが、被災者の心には今なお大きな傷跡を残しています。一方で阪神・淡路大震災を知らない世代も年々増えております。震災の体験をそういった世代に伝えていくことも、私たちの大きな役割であります。また、避難路整備や防潮堤の整備などハード面の整備も重要であることは言うまでもありません。震災を体験されていない世代の皆さんも、新聞やテレビなどで報道される情報や、ご家族の方から震災当時のことを聞いていただき、自分たちの次の世代へと体験を語り継いでいただきたいと思います。そうすることによって将来の発生が予測されております南海トラフ巨大地震などの大災害に対し「正しく恐れ、備える」ことが出来ていくのではないかと考えています。市でも防災訓練の充実や消防団安全装備の整備などを推進し、備えてまいります。
 さて、南あわじ市では1月11日、476名の新成人が参加して成人式が開催されました。新成人の代表で組織される成人式実行委員会が今年も企画、当日の進行など全てを運営され、実に素晴らしい式典となりました。
 今年のテーマは「一(はじめ)」(Start)でした。20歳を節目に責任ある大人としてのスタート、目標に向かって物事を始める、挑戦するといった様々な意味が込められていると思います。夢に向かって一歩一歩着実に前進していって下さい。「まかない種は生えない」のです。将来の夢に向かって種をまき、努力を重ねて育てていくことで、いつしか夢の実現という大きな花を咲かせることが出来るはずです。また、今まで支えていただいた家族や恩師、全ての人に感謝することも忘れずに前進していただきたいと思います。
 私からは新成人の方に結びの言葉として、目標を定め着実に前進されることを願い、好きな言葉である「夢出せ」「知恵出せ」「元気出せ」という言葉をお贈りさせていただくとともに、希望に燃え、将来の夢をいだき、思い切って挑戦、飛躍していただきたいとお祝いを述べさせていただきました。
 今後も、南あわじ市の更なる飛躍を目指して、市民の皆さんとともに前進・進化してまいります。ご理解、ご協力を宜しくお願い申し上げます。


映画『摂氏100℃の微熱』のチラシです
▲南あわじ市が舞台となった映画『摂氏100℃の微熱』
(震災のみならずすべての忌まわしくも悲しき災害を体験し、心に深い傷を負った人々に贈る現代のシンデレラ物語)