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ふれあい市長室(111)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

飛躍~ホップからステップへ~

 

平成27年1月 南あわじ市長 中 田 勝 久


 市民の皆様、新年あけましておめでとうございます。輝かしい新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また市政運営に対しまして昨年中に賜りました温かいご支援とご協力に厚くお礼申し上げます。
 さて、平成27年は南あわじ市にとりまして市制10周年という大きな節目であります。平成17年1月11日の合併以降、防災対策や少子対策、行財政改革に一貫して取組んでまいりました。また新庁舎、若人の広場、食の拠点施設などビッグプロジェクトの完成も間近です。今年は、今まで進めてきた施策を礎に更なる飛躍の年としなければなりません。
 更なる飛躍のためのその1は防災・減災対策であります。南海トラフ巨大地震津波対策につきましては、県や国と強力な連携のもと進めてまいります。兵庫県津波防災インフラ整備5箇年計画の重点地域に挙げられております福良港湾口防波堤につきましては、「同整備検討委員会」におきまして整備方針が決定いたしました。阿万港、沼島漁港などにつきましても引き続き国・県と連携して推進してまいります。
 その2は少子高齢化対策であります。「地域は人から」だと私は考えております。そのためには、高齢者がにこやかで、子どもたちの元気な声が響くまちづくりが必要です。定住化促進・少子対策に力を入れてまいります。少子対策につきましては、合併後一貫して重要施策として推進してきましたが、新たに思い切った施策に取組んでまいります。
 その3は鳴門の渦潮やあわじ島まるごと食の拠点施設、大学連携を起爆剤とした地域の活性化であります。世界遺産登録をめざす鳴門の渦潮については昨年12月に「兵庫・徳島『鳴門の渦潮』世界遺産登録推進協議会」が発足するなど強力な連携が進んでいます。また淡路花博2015花みどりフェアに合わせて完成予定のあわじ島まるごと食の拠点施設が市内及び島内の食のブランドを更に高めていける拠点になると確信しています。特に今年3年目を迎える吉備国際大学では、地域との連携を更に進化させる取組みが進んでいます。これらが地域活性化推進のフロントランナーとなってくれると大きな期待を寄せているところです。
 その4は新庁舎開庁と市民交流センターの市内21か所での展開であります。組織の効率化を進め、市民交流センターによる地域活性化、地域コミュニティの醸成を促進するとともに、窓口サービスの補完も行いながら、市民サービスを展開してまいります。また新庁舎開庁に合わせてコミュニティバスの利便性向上を図ります。
 その5は行財政改革の継続であります。持続可能な行財政基盤の構築をめざしてまいりましたが、平成25年度末市債残高が合併時450億円から360億円に減少するなど財政指標は引き続き改善しています。
 古くはオリンピックで日本が3大会連続で金メダルを獲得した陸上競技の三段跳び。助走からホップ、ステップ、ジャンプと三回跳び、その距離を競う種目です。南あわじ市をその3回のジャンプに例えますとこれまでがホップ、本年は仕上げのジャンプに繋ぐステップの年に当たると考えています。
 市制10周年、市にとりましてまさに一区切り、新たな気持ちで気を引き締めて南あわじの創生のため、様々な施策に取組んでまいります。
 本年も市民の皆さん方のご理解・ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶にかえさせていただきます。

飛び立つ鶴のイラスト