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ふれあい市長室(103)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>


安全・安心なふるさとを目指して
 


平成26年5月 南あわじ市長 中 田 勝 久


 市内では、2月下旬を皮切りに各地区で春祭りが開催されました。今年も色鮮やかなだんじりが若者達の活気ある掛け声とともに練られ、威勢良いだんじり唄が春の空に響き渡りました。祭りに出かけられ、春の到来を感じ、また元気をもらわれた方も多かったのではないでしょうか?
 さて、思い起こしますと、昨年の4月13日には淡路島地震が発生いたしました。島内3市の中では南あわじ市の被害は比較的少なかったものの、あらためて自然災害に備えることの大切さ、ボーイスカウトでは「備えよ常に!」という言葉が大切にされておりますが、まさに「備えあればうれいなし」であると思いをあらたに致しました。
 国においては、国土強靭化、防災・減災対策が叫ばれております。兵庫県では津波防災インフラ整備5箇年計画により、福良港、阿万港、沼島漁港などが重要地区に指定され、福良湾口防波堤の検討が地区住民の方と一体となってすすめられております。先日も国会議員への要望活動の折、国土強靭化の事業に対する支援について、さまざまな助言をいただいております。もちろん必要な事業は積極的に実施していきますが、こういった事業を単独財源で行っていくことには自ずと限界があります。国や県の施策・支援にアンテナを張り巡らせながら、より有利な方法で事業を行っていく必要があります。
 安全・安心といいますと、防災・減災対策に目がいきがちですが、消費生活の安全・安心も避けて通ることはできません。オレオレ詐欺や悪徳商法などさまざまなリスクが私たちの消費生活の中には潜んでおります。市では、消費者の安全・安心を確保するため、消費生活センターを設け、消費生活相談及び消費者啓発を行っております。今後も継続して消費生活センター相談窓口の充実を図るとともに、出前講座などの啓発活動を通して、巧妙化する悪質商法や振り込め詐欺、インターネット、携帯電話等における架空請求などに対する被害防止に努めるとともに、高齢者等の被害に遭うリスクが高い消費者を、消費生活センターを中心とした地域の関係者との連携により、見守る体制を目指してまいります。
 安全・安心なふるさとづくりは、防災・減災、消費者の安全・安心対策をはじめ、さまざまな施策展開が必要です。今を生きるものにとって安全・安心なふるさとは必要不可欠ですが、そのふるさとを将来世代に引き継ぐことも私たちの使命であります。市民の皆様におかれましては、安全・安心なふるさとづくりへの施策に対して、より一層のご理解と協働をお願い申し上げます。

消費者相談のイラスト