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多聞天像・持国天像(たもんてんぞう・じこくてんぞう)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
中門左側に立つ多聞天像
中門右側に立つ持国天像

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

彫刻

指定年月日

平成10年12月18日

所有者及び管理者

成相寺

所在地

南あわじ市八木馬回394

備考

大きさ:高さ218センチメートル
素材:ヒノキ

内容

  両像りょうぞう山門さんもん左右さゆう安置あんち され、 かって ひだり多聞天像たもんてんぞうみぎ持国天像じこくてんぞう です。 多聞天像たもんてんぞうくち じ、 右手みぎてひじ げ、 げて げき (注1)を ち、 左手ひだりて体側たいそくわき じ、 前方ぜんぽう けています。 岩座いわくらうえ邪鬼じゃき み、 こしねじ左足重心ひだりあしじゅうしん っています。
  持国天像じこくてんぞうくちひら き、 右手みぎてけん ち、 左手ひだりて体側たいそくひじ げ、 てのひらうちこし わせています。 腹前はらまえ獅嚙しかみ (注2)をつけ、 岩座いわくらうえ邪鬼じゃき み、 こしひね左足重心ひだりあしじゅうしん っています。また、 両像りょうぞう とも こし から ころも れています。
  構造こうぞう はヒノキ ざい寄木造よせぎづく り(注3)で、 製材せいざい した 縦材じゅうざい前後左右ぜんごさゆう ぎあわせています。 多聞天像たもんてんぞうこし から した小材しょうざい多数たすう ぎあわされています。 両像りょうぞう とも 玉眼ぎょくがん まれ、 泥下地でいかち に、 彩色さいしき された 均整きんせい のとれた 体形たいけいうつく しい ぞう です。

 

注1  げき古代中国こだいちゅうごく武器ぶきほこ わせたもの。
注2  獅噛しかみ獅子ししあたま模様化もようか した 装飾そうしょくかぶと目庇まびさしうえ火鉢ひばちあし などに かざ りとして もち いる。
注3  寄木造よせぎづく り… 頭部とうぶ胴体部どうたいぶ基本部きほんぶ二材以上にざいいじょう わせて つく るもの。

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