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十一面観世音菩薩立像(じゅういちめんかんぜおんぼさつりょううぞう)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
水瓶を持つ十一面観世音菩薩立像

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

彫刻

指定年月日

平成5年7月20日

所有者及び管理者

栄福寺

所在地

南あわじ市榎列掃守1068

時代または年代

鎌倉時代後期

備考

大きさ:高さ133センチメートル

内容

 この ぞう岡山寺観音堂おかやまでらかんのんどう榎列えなみ 掃守かもり )の 本尊ほんぞん です。カヤ ざい によると おも われる 一木造いちぼくづく り(注)で、 内刳うちぐ りはありません。 両腕りょううでかた のところで 別材べつざい せています。 左手ひだりて水瓶すいびょう ち、 右手みぎて膝前ひざまえ第一指だいいっし げ、 ほか四指しし ばしていますが、 右手みぎて第一指だいいっし げるのは、 錫杖しゃくじょう長谷寺はせでら桜井市さくらいし 初瀬はせしき十一面観音立像じゅういちめんかんのんりゅうぞう したものと おも われます。
  面長おもなが理知的りちてき表情ひょうじょう自然しぜん体部たいぶ肉付にくづ き、 こしぬの表現ひょうげん などから 鎌倉時代かまくらじだい特徴とくちょう がよく あらわ れています。 表情ひょうじょう衣文えもん表現ひょうげん にはやや かた さが かん じられ、 鎌倉時代後期かまくらじだいこうきつく られたと かんが えられます。

 

注  一木造いちぼくづく り… 本来ほんらい一本いっぽん木材もくざい から 仏像だいぶつ全身ぜんしん丸彫まるぼ りにしたものをいう。 木像もくぞううで脚部きゃくぶころも などは 別木べつき だが、 頭部とうぶ胴部どうぶ とが 一本いっぽんつく るもの。

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