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木造大日如来坐像(もくぞうだいにちにょらいざぞう)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
木造大日如来坐像
藤原時代の彫刻の特徴である浅い彫り

区分

国指定

分類

有形文化財

種別

彫刻

指定年月日

明治34年8月2日

所有者及び管理者

護国寺

所在地

南あわじ市賀集八幡732

時代または年代

平安時代後期(藤原時代)

内容

 この ぞう は、 護国寺ごこくじ本尊ほんぞん です。 平安時代末期へいあんじだいまっきさく でヒノキ ざい による 寄木造よせぎづく り(注1)です。 両手りょうてひざうえかさ ねた 法界定印ほっかいじょういんむす んでいることから、 胎蔵界たいぞうかい (注2)の 大日如来だいにちにょらい であることがわかります。
  頭上ずじょう にかなり たかかみむす んでおり、 かお眉目びもく彫刻ちょうこくあさ理知的りちてき秀麗しゅうれい表情ひょうじょう せています。 全体ぜんたい作風さくふう温雅おんが で、 かた から むねはら にかけての 姿態したい造形ぞうけい調和ちょうわ がとれており、 ころも文様もんようやわ らかな 曲線きょくせん表現ひょうげん されていることから 藤原時代ふじわら のいわゆる 国風文化こくふうぶんか特色とくしょく がよくわかります。
  明治めいじ 34 ねん (1901)8 がつ 2日ふつか国宝こくほう指定してい され、 現在げんざいくに重要文化財じゅうようぶんかざい指定してい されています。

 

注1  寄木造よせぎづく り… 頭部とうぶ胴体部どうたいぶ基本部きほんぶ二材にざい 以上いじょう わせて つく るもの。

注2  胎蔵界たいぞうかい大日如来だいにちにょらい本来的ほんらいてきさと りである 理性りしょうめん から ていう で、 理性りしょう胎児たいじ のように 慈悲じひつつ まれてはぐくまれていることからこう づける。

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